ノイマン さんの感想・評価
5.0
物語 : 5.0
作画 : 5.0
声優 : 5.0
音楽 : 5.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
「ぼくらはみんな生きている」をもう歌えない
もちろんのことながら、最初の「攻殻機動隊」は見ていたが、レビューはこっちから。
草薙素子のファンである。あのような女性に憧れるのは私ぐらいだろうか。恐らく、女性キャラとして描いているが、人間としての憧れが強い。それが女性であるがために余計惹かれるのだと思う。ただし、現実に女性は強い存在だとは思っているが。
本題だが、「攻殻機動隊」に出演するキャラは皆マジ。硬派ばかりである。シリアスな人間たちの中で唯一「おふざけ」するキャラがロボットというアイロニーによって作られている。この作品も最初の「攻殻機動隊」そんな観点で観てみると面白いと思う。
感情とは何か。人間とは何か。生きる意味。死ぬ意味。いろんな要素を含んでいて、何度観ても新たな発見がある作品です。これだけのことを含みいれることが出来るなんて奇跡だと思います。たぶん、他のアニメファンは「神アニメ」というジャンルに無理やり押し込めるかもしれませんが、個人的には、現実を拡大模写した作品だと思う。バーチャルリアリティかな(語彙力不足)。
この作品は、ある程度社会に揉まれたことがある人であればあるほど、痛感、同感、共感するものがあります。個人差はあると思いますが。
終盤にかけての展開はすばらしいです。最初の「攻殻機動隊」での言葉がここまで生かせるなんて(ネタバレ?)!!巧妙すぎますね。
生きるって死ぬことなんだね。