チョビ髭 さんの感想・評価
4.7
物語 : 5.0
作画 : 5.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.5
キャラ : 5.0
状態:観終わった
NTRアニメと聞いてwktk(13話迄視聴)+蛇足
日常萌えと中ニ病、それとハーレムワロスアニメってかwそんなんばっかで飽きたーおもてたら2013秋いきなり3つも恋愛ものか?を発見w
“ゴールデンタイム”、“ホワイトアルバム2”と三つ巴の戦いになるのかと見始めるとフィールド全然ちゃうだろの“せかつよ”をいきなりの瞬殺w
メインヒロイン(cv:花澤香菜)による「おならじゃないのよ、空気が入っただけ////」ネタにかなり豪快に吹かせてもらいファッ!?のオープニングキックを食らったボクサー状態でしたw
まぁそれでも前半の13話迄を視聴した感想としてはNTRアニメの噂は間違いありません。それと特徴としてはこれはメタファーで語ってくるタイプの作品ということです。
なんだかこのサイトはそういうの雁無視が主流の様ですがそういった人もこの作品でアニメの表現の奥深さを考察できる可能性もあります。
海中で生活していた4人の中学生たち、これまで通っていた海村の学校が廃校になってしまい陸の学校へと転向することになります。彼らは“エナ”と呼ばれる膜に覆われ海の中での呼吸を助けてもらっています。そして多少の陸上生活ができます。多少です。限度が有りそれを超える生活を送るにはエナを破り捨てなければならなく、脱皮をし、陸人になるとそれは海への決別を意味します。
そんな環境でのNTRアニメなのですが、これがもう壮大。恋は戦争、失恋は大寒波。思いを寄せる相手の恋へ悟りを開けばそれは冬眠と呼ばれますw
人間関係もかなーりこじれ、ちょっとやりすぎだろwってなりますが、まぁ最初から心積もりを持って視聴すれば・・・
いや、それだけじゃないな。ヒロインの花澤がかなりうざい。キンキンしたアニメ声エッジ効き過ぎとかロリ迎合うぜーとかもあります。(もう一回声優羞恥プレイやってくれろ
が、ですよ、それでも世界観の目新しさやメタファーの乗せ方、それと人間関係に年齢層が4つ5つあって、それに海人に陸人の対立軸でしょ。なかなか奥行きがあるんです。
この辺の人間関係って切り捨てて展開するのが漫画、アニメじゃ当たり前の話な訳で。多分、親、言い換えれば脚本家世代の発言を書くのを怖がってるんだと感じる昨今の業界ってのがベースである訳なんですよ。子供の言うことなら気安くても大人と成っては責任が発生するみたいなw(深夜アニメでこれだけロリブヒさせておいてだがwww ん、だからこそか?
そこへもってのこの世代構成。もうそれだけで称賛に値します。分解、抽出好きは他に2つもやってるんだからそっち見ればいいんじゃないか?端的に言えば限定環境は満腹って話ですよ。
ここまでで展開した人間模様により多様な視点を垣間見ることができ、煩わしさを感じるほど感情が反射する装置と化しています。さらには気持ちの機敏や刹那なども巧みに演出する女性作家らしさも感じます。臓腑をかき回す様なドロドロを期待する半面、綺麗に纏めてもらいたいとの虫のいい欲求もあったり。さらにはあのちょっと不気味ささえ醸し出している激しく萌え萌えのキャラたち。公式では幼女たちの成長した姿が公開され、これから本格的に絡んできそうな様相です。
さあ後半どうなっていくのか、要監視ですな。
【追記:あの頃のぼくは、本気で世界をそんな風に考えていたんだ・・・】シオシオシオ…
凪のあすから(略:凪あす)全26話
原作:Project-118*
監督:篠原俊哉
シリーズ構成:岡田麿里
キャラクターデザイン(原案):ブリキ
キャラクターデザイン/総作画監督:石井百合子
音楽:出羽良彰
アニメーション制作:P.A.WORKS
Project-118: P.A.WORKSの堀川憲司代表取締役からの「若いスタッフがやりたいものを」という発案で企画が始まり、アスキー・メディアワークスにも話を持ちかけたことで共同制作することになった
【結論:この萌えアニメはジブリだったw】蛇足部(後で消す)
{netabare}■エナ
血脈を理由とした神の加護
■海神
八百万の神/土地神/豊穣の神/英霊(神道から解釈)
■お船引き
神の怒りに許しを請い、と同時に絶交された親族との親交を回復させる為の奮闘
■まとめ
海人:女性名詞的
陸人:男性名詞的
戸籍を移すことで生じる親族の喪失感がテーマのガジェット(過疎問題、名字、墓、文化etc.を含む)
※ハーフにもエナ
DNAの系譜を強調する演出{/netabare}