あんこさん さんの感想・評価
5.0
物語 : 5.0
作画 : 5.0
声優 : 5.0
音楽 : 5.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
青春の最高傑作
1ヶ月に1回は
「坂道のアポロンは素晴らしい」
って話を誰かとしたり、
道を歩いてたり電車に乗ってると女子高生あるいは女子大生が話してるのをたまたま聞いたりしてる作品。
まず何が良いって、OPですよ。
多分全アニメの中で一番好き!!!!
と言っても過言ではないくらいにこのOPが大好きです。
入りの「ターン、ターン、ターン、ターン」(ドーシヨーアナータニ 、
一昔前の日本の町並み、
澄み渡る青空、
千、
ボン、
千とボン、
りっちゃん、
千とボンとりっちゃんと坂道、
ユリカさん、
4人、
じゅんにぃ、
りっちゃんパパ、
地下室のメンバー、
YUKIちゃんの声と歌詞、
サビに入る時の千のドラム、
終盤のじゅんにぃのサックス
…。……。………。
もう、どれを取っても、素晴らしすぎます!!!!!
坂道のメロディーというかハーモニーですよ、美しすぎ。
「それはぱっと燃えて消えてしまうの」
っていう歌詞の部分でいつもなぜか泣きそうになります。もうなんか、感極まって。笑
更に何が素晴らしいって、キャスティング。
薫さんのロールキャベツ系男子感、千太郎の昭和の漢感に見事にぴったりな木村細谷ペア。
これ以上に合う人はそれぞれいなかったと思います。歓喜。
そして個人的にすごく良かったと思うのが
脇役であり、あんな感じの外見で声が異常に可愛い丸尾くん!!!
の声の主、代永さん!!!!
…だとしばらく勘違いしてたけどそうじゃなくて、村瀬さん!笑
1話の時点で可愛すぎて丸尾くんがしゃべってるとこだけ何回も再生し直しましたw
あんな中性的で透明感溢れる声出せるの代永さんだけだと思ってたよ…。
村瀬さんは後にハイキューで主役を演じていらっしゃいますね。
そちらでもさすがの存在感でした。
そして本編。
原作者の小玉ユキさんが「今まで書いたどの作品よりもファンタジー」みたいなことをおっしゃっていたのですが、
激しく頷きました。
だって、
あんな眩しい青春、現実にあってたまるか!!!!!!!
笑。
辛い思春期に終止符を打つと同時に手に入れたかけがえのない友情、音楽、
文化祭に突如ヒーローとして現れ、親友と二人で世間ではマイナーでも二人にとっては何にも変えられないジャズを演奏(←2回目が無かったというのがまた...!!!!しかもこれが仲直りのきっかけというんだから、もう…。)
最終的に自分に惚れさせた上で結ばれた初恋の人との恋、
憧れの人からの卒業、
駆け落ち←笑
屋上
etc。
最終回を見終わってからしばらく
すごく良い夢を見てたのに途中で起きてしまった時のような、
高揚感やら虚無感やらが入り混じったものすごい感情を抱いていたのを
いまだに覚えています。
あまりにも興奮して次の日には原作全巻買いしてたなぁ。。。。
少女漫画的な恋愛のお話がどうも苦手で滅多に読むことはないのですが、
これはそんな人にだからこそ勧めたい作品です。
題材が恋愛中心じゃないってとこが良かったのかな。
相変わらずまとまりの全くない文章で失敬。