こたろう さんの感想・評価
3.4
物語 : 3.0
作画 : 3.5
声優 : 3.5
音楽 : 3.5
キャラ : 3.5
状態:観終わった
ご大層な水着回(やや酷評)
ソード・アート・オンラインの追加エピソードとして、2013年の大晦日最後の番組枠で放映された2時間番組。
前年の猫物語(黒)と同様に、地上派放送だけでなくBSやニコニコ生放送でも同時放映するという、年末をアニメ三昧で過ごしたいオタ達に配慮した番組枠です。
昨年の例もあって、色々と期待されていました。
で、視聴を終わっての率直な感想としては・・・・
とんでもない上げ底。期待はずれ。
ここはSAOファンの方も多いので、あまり痛烈に批判する人も少ないですが、年末の3局同時放送という重責を担うには値しない内容でした。
「悪かった」のではなく、特番と呼ぶには役者不足だったと言ったほうが正確。
確かに、オール新作と予告していたわけでもないし、我々視聴する側が勝手に過度に期待しただけなのですが、そりゃないだろうよ?、と。
2時間ある番組のうち、1時間30分はほぼ回想シーン。
しかもその直前、ニコニコでSAOを一挙放送してるので、続けてみた人は数時間前に見せられた番組のおさらいを年末のその時間でされられたというワケです。
これはどう考えても配慮に欠ける番組構成。
2時間も枠はあるけど、そんなに新作を作る気も予算もないんで、余った時間はダイジェストで尺繋ぎしました!っていうのは、誰でも想像できてしまう裏事情。
結局、昨年やって評判の良かった年末特番を組んではみたものの、手を上げたのがSAOだけだった。しかも主目的は来年にむけた番宣。
そういうのが、顕著に見え隠れしていたので素直に評価できないです、これ。
いや、去年の猫物語が頑張りすぎていたので、あの水準まで持っていけというのが酷なのは承知したうえで、あえて言いますが、
「年末特番のアニメは凄いぞ!」
という盛り上がった気運に、大きく水を差したのは間違いないでしょう。
2期の予告と伏線のために、2時間付き合わされる身にもなって欲しいものです。
と、番組企画の批判ばっかりしてて恐縮ですが、新作部分のアニメの出来としては、それなりでした。
しかし、悪くはないという程度の出来。お話も面白いというわけでもなく、他のアニメでよくやっているOVAの追加エピソードの域を出ていません。
無難で、そこそこ。サービスシーンが少し有り。
女子高生の下着姿に釣られての大晦日。
昨年に引き続き、期せずして今年もそうなった事に後悔はありませんが、ね^^