plm さんの感想・評価
4.5
物語 : 4.5
作画 : 4.5
声優 : 5.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.5
状態：観終わった
なでこだよおおおおお
アニメシリーズの続編モノって、１期で感じたような新鮮味に薄かったり、期間が空いて熱が冷めたり
蛇足的といわざるを得ないものもあり、どうしても楽しめる度合いが落ちる傾向にあると思う。
ではそんな現象を回避するにはどうしたらいいか？ それは新シリーズとしてやり直すことだと思う。
「ジョジョの奇妙な冒険」は"部"毎に一新する、そのためあれだけ続きつつも飽きられないのだろう。
作品の根幹は維持しつつ既存のものを打ち壊し再構築することが、新しい刺激のために時に必要になる。
さて、この＜物語シリーズ＞セカンドシーズンは短編五部構成になっている。
話は他編とリンクしつつも、一つ一つが区切りのついた物語となっており、
様々なキャラクターに視点が置かれ、話の切り口も"語られ方"も多種多様。
物語シリーズでありながら新シリーズであるように、とても新鮮味に溢れる内容となっている。
そして「何だかんだあっても僕らは変わらないよね」みたいなサザエさん時空ではなく、
物語としての進展があり、時系列の変遷を感じられるので正統派続編といえるだろう。
蛇足でない物語が確かに広がっていた。
◆各編雑感
「猫物語」{netabare}
目玉焼きの話が印象的。羽川さんとヶ原さんのペアは目新しく前半の会話パートは結構好き。
しかし羽川編としては心情的に移入感をあまり得られず、わりと消化試合。７５点。 {/netabare}
「傾物語」{netabare}
阿良々木くんの久々の登場で掛け合いも物語らしい良さが発揮されて楽しい。忍があざといかわいい。
超展開ながら全く先の読めない不思議な話の進行で好奇心を掻き立てられた。８９点。 {/netabare}
「囮物語」{netabare}
なんでこうなったなでこのお話。くちなわさんとペアで進む話の流れは秘匿的などきどき感があった。
後半はなでこうなった？！と連呼してたけれど、結果的に撫子がもっと好きになれました。９２点。 {/netabare}
「鬼物語」{netabare}
ぅゎょぅι゛ょっょぃ 暗闇こわい。ぃぇーぃ 吸血鬼パンチ！ ８１点。 {/netabare}
「恋物語」{netabare}
意外性で全てが進むのかと思いきや、肝心なところは心に訴えかける、まさに語りが至高の出来栄え。
物語シリーズとしてはまだまだ謎を残すが、なでこのエピソードの収束点としては納得の内容。
真剣な語りは心に響く。１００点。 {/netabare}
▼視聴始め感想
{netabare} アララギくん何してんだｗｗｗｗ
やってきました化物語シリーズ！ 掛け合い、表情、ポーズの躍動感は流石のもの
なんだか冗長な会話を繰り広げていたものの、絵の面白さもあってやっぱり楽しい
２話 お泊り回！
あららぎくんとの出会いあってガハラさん生まれ変わったようなところも何だか感慨深い。
もともと備わっていたガハラ調にアララギ調が溶け込みカオスながら洗練された深みを放っている・・
淡々と戯れながらも、ガハラさんが真っ直ぐにバサ姉に踏み込んでいく・・
今のガハラさんに敵なし壁なしといった頼もしさを何だか感じるが、相手は手ごわい羽毛布団さんです
好き嫌い、というキーワードがでてきた。これが物語のテーマになるのかな。 {/netabare}
