空野 落 さんの感想・評価
2.8
物語 : 2.5
作画 : 3.0
声優 : 3.0
音楽 : 3.0
キャラ : 2.5
状態:観終わった
言いたいことはわかった気がするが構成が下手すぎてギャグにしか見えない。
1期も似たようなことをいいましたが、2期はさらに顕著。とにかく話が軽すぎて、シリアスでもギャグに見えるという現象が起きてしまっている。
一応テ-マである「世界を暴く」ことには成功しているが、マスコミにあんな簡単に騙されておしまいはないだろうというツッコミしか出ない。
また、パイロットが死ぬことが多く緊張感があるといえばあるが、いいやつが死んでウザいやつが生き残るというある意味王道でイライラさせてくれる。
良かった点はロボットの戦闘がいいところといいやつが死ぬことにより今後どうなるんだろうという展開を期待できるところ。(ただ全部見る終わると苦笑いしか残りませんが…)
時縞 ハルト
主人公。ヴァルヴレイヴ一号機に乗る。1期より成長しているが、いかんせんウザイ。エルエルフとよく組むが相性がいいのか悪いのかよくわからない漫才がみどころ
最後の展開はいいと思う
エルエルフ
もう一人の主人公でチートすぎるほど有能。ただ、ヴァルヴレイヴに乗れない欠点があるのでそこが話のネックになる。
作中では「一人旅団」といわれて恐れられているが実際それほど有能である。
指南 ショーコ
ヒロインだがキャラだけでなく人格的にも評価のヒドイヒロイン。上に立つといいながら覚悟は足りない、冷静さを失うなど口だけの部分が多い。また結果的に仲間を殺してしまう結末になったこともあり、近年まれにみるダメヒロインである。
流木野 サキ
ヒロインでパイロット。やたらと高飛車な部分が目立つが精神的な成長が大きく見られた人。作中でも活躍しており、こっちがメインヒロインなのは間違いない
犬塚 キューマ
鉄壁の先輩。最初は頼りないキャラだが後半以降いい先輩になる。守りに定評があるが、地球降下作戦の時にはリーダー役もやれる人。途中で死んでしまう惜しいキャラその1
山田 ライゾウ
不良だがいいやつのパイロット。雰囲気はナデシコの山田二郎に似ている。作中での活躍はほとんどの戦いで戦果を出しており台詞の影響もあってか勝ってるイメージが強い。
途中で死んでしまう惜しいキャラその2
連坊小路 アキラ
引きこもりパイロット。ある意味一番成長したキャラ。友達が死んだり、無能な兄貴を持ったりと大変だが最強ハッカーで有能。
野火 マリエ
サブキャラと思いきや途中からメイン張りに活躍する人。そこそこシリアスがありこの作品が面白いと思わせる原因になった。
カイン・ドレッセル
ラスボス。展開が速くて良くわからんが黒幕で、体を奪われる前はすごい軍人だった。
総括
見てると疲れる作品。ギャグとしてみたらそこそこだが、真面目に見ると展開が速く、考察する前に終わるというあっけないもの。
ただ、設定が練っている部分があり、もう少し丁寧にやれば名作になれたと思う。