景禎 さんの感想・評価
3.4
物語 : 3.5
作画 : 3.5
声優 : 3.0
音楽 : 3.5
キャラ : 3.5
状態:観終わった
内閣府直轄極東文化交流推進局推奨作品
ラノベ原作のアニメ作品。
メイド萌え、幼女萌え、その他諸々萌えの引き篭もりアニオタ少年、加納慎一。彼がたまたまネット上で見つけたWeb適正試験を遊び半分で受験し、合格し、魔法やドラゴンが現実に存在するファンタジー系異世界の総合娯楽商社アミュテックの代表に据えられ、その異世界(神聖エルダント帝国)は超空間通路によって日本と繋がっており、日本政府はアニオタ文化を輸出することで日本の国益を得ようと考えており、慎一の異世界での暮らしにはハーフエルフの清楚な美少女ミュセルがメイドとしてついており、懇意となった皇帝陛下はツンデレ系幼女・・・・・という、まあ言ってみれば「アニオタの夢のまた夢が現実になった」といったお話です。
いかにも都合のいい安直な設定なのですが、そのわりに話の展開は面白く、気がつくと最後まで見てしまってました、的な感じです。
メイドのミュセルの清楚さ、ツンデレ皇帝陛下のペトラルカの可愛さ、慎一の護衛に就いてくれている女性自衛官、古賀沼美埜里のFカップ巨乳をめでる、といった楽しみ方も有りですし、随所に登場する現実作品のパロディを楽しむのも良しです。ギャグもけっこうセンスいいし。
しかし何と言っても、慎一のただならぬアニオタぶり、というか、引き篭もりにしておくのがもったいないくらいの、ぶっ飛んだ発想と、それを実現する実行力や周りの人を引っ張る力、単なるおバカなアニオタではない非凡な才能を開花させるところに爽快感を感じさせてくれます。特に11話、12話あたりの展開はおもしろい。
登場人物は結構多めですが、メインとなるキャラは少なく、それぞれのキャラの特徴も際立っていますので問題なし。
OPやED、BGMなどの音楽はなにげに豪華です。