景禎 さんの感想・評価
3.8
物語 : 4.0
作画 : 4.0
声優 : 3.5
音楽 : 4.0
キャラ : 3.5
状態:観終わった
きょぽ~ん、敵襲、敵襲
アニメオリジナル作品です。
氷河期が到来した近未来、ガリレオ・ガリレイの子孫の三姉妹がガリレオの残した遺産を見つけるために、金魚型の飛行船「ガリレオ号」で世界を旅する、というお話しです。ジャンルは、萌え系SFアクション冒険もの?
1話冒頭、いきなり三姉妹が別々の場所で同時に襲われ、空賊に襲われ、警察にも襲われるという、あれよあれよのありえない展開で、引きは十分。
三姉妹のそれぞれの年齢相応の可愛さ、美しさをめでるもよし、ガリレオ号のAIグランデロッソのかわいいしゃべりや、ガリレオ号やブラックガニメデ号の変形メカや戦闘を楽しむもよし、世界各国の風景の美しさを鑑賞するもよし、けっこういろんな楽しめる要素がちりばめられた作品です。私の好きなSFタイムスリップも有りますし、ラストには、{netabare}三姉妹と同行していたアンナがアドニムーンの手先だったり、三姉妹の母シルヴィアの記憶喪失が実は芝居だったり{/netabare}、というどんでん返しも用意されていますし。
登場人物はさほど多くないのですが、初回にどっと一度に登場するため、最初は誰が誰だかわかんない状態に陥るかもしれません。が、それは回を追うごとに解消されます。登場人物のキャラもかなり立っており、三姉妹の対照的な性格や、その他の登場人物のキャラもかぶることなく、バランスいいです。三姉妹の父である京都出身の日本人夏至男のキャラが濃くて個人的に好みです。声優の小山さんも京都出身なので、関西弁はネイティブ。
楽しめる要素は満載、ストーリーや設定もしっかりしているのはいいのですが、その分逆に、11回という尺に収めるのに多少無理をしている感が否めないのは残念です。話と話の間が多少飛びすぎで説明不足になっているという感じを受けてしまいました。(逆にそれが狙いなのかもですが・・・){netabare}集めて回る月のスケッチの枚数を少し減らしたほうがよかったのでは? 途中でちょっとダレてしまいました。{/netabare}
OP、EDの音楽もGood。特にOPはかわってて好きです。