熊一郎 さんの感想・評価
4.7
物語 : 5.0
作画 : 4.0
声優 : 4.5
音楽 : 5.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
ラブコメなのにストーリーで魅せる
原作単行本は全巻所有。
神のみアニメの実質3期です。1期2期やOVAのキャラは説明なく出てくるので、見ていないと分かりづらいと思います。
これまでは、攻略する→駆け魂出す→終わりでしたが、女神編はただ順番に攻略するだけじゃない連続したストーリーになっていて、また、攻略成功だけじゃなくて失恋もあり、コメディ要素抜きでも見せるものになっています。もちろん、従来のギャルゲー理論からのコメディ要素もあって楽しませてくれます。
OPはハクア役の早見沙織が全編英語で歌い上げます。元々キャラソンには定評がある人ですが、あらためて歌唱力に感動します。ちなみに、全部聞くと13分ある曲です。EDは女神が順番に同じ曲を歌いますが、曲も歌い手も(1人を除いて)良く、録画で見てもスキップさせないものがあります。特に高垣さん。地声じゃなくてキャラ声であの歌は恐れ入ります。
他の方も指摘されていますが、1期2期で単行本5巻辺りなのですが、女神編は12巻~19巻を1クールに収めたために全体的にペースが速く、間が少なく会話も早口になっているように感じます(が質を下げたとまでは感じませんでした)。であれば、最終話がスピンオフの「かのん100%」である必要性はないように感じました。まあ、人気キャラかのんの出番がほとんどなかったことへの配慮かもしれませんが。。。
ストーリーも音楽も、原作者が「もう思い残すことはない!」と言っただけのことはあるものになっていると思います。最終話では感動と余韻に浸れます。