plm さんの感想・評価
3.1
物語 : 1.5
作画 : 4.5
声優 : 3.5
音楽 : 3.5
キャラ : 2.5
状態:観終わった
ともかくキャラが多すぎる
作画は最高にノリノリで、よく動くしキャラの表情や仕草が豊かで、戦闘は白熱、
全体的にオシャレな雰囲気で、アイキャッチの一枚絵もかっこいい。映像的には絶巧の出来。
……でも視聴者置いてきぼりというのがこのアニメの率直な感想だった。
誰が主人公なのか?何の話を展開しているのか?話の主軸が掴めない。
その原因は『ともかくキャラ多い』せい、これに尽きると思う。
どこぞのシナリオの書き方講座で、メインとなる登場人物は一話で多くとも4~5人に抑えよう、
なんて感じのアドバイスがあったが、それをしないとどうなるかまさに実践してくれたような内容。
出だしからこいつも重要、こいつも大事、って感じに中途半端に掘り下げたキャラが続々登場する。
モブに個性があるのは良い事だが、主要キャラ放っぽってまで焦点当ててしまっては本末転倒である。
結果的に誰の物語なのか、どこが見所なのか、何を中心にして観れば良いのかが分からず、
「面白い気もするけど内容が頭に入ってこない」というような状態を6話くらいまで過ごしていた。
後編に至って、どうやら比泉宗家と分家にまつわる因縁の話なのかー、といったことが
ようやくわかってくるものの、それもまた置いといて別キャラが主軸の話になっていたりして
もはや細けぇことはいいんだよ!状態。やりたいようにやればいいさ。
ふとここで、タイトルを見返し四重奏の4人って誰だったのか考える。
ヒメと秋名はまぁ主要キャラっぽいオーラだしてるけど、
アオとかみゆきちとか鬼の人とかナースって同レベルだよね。 誰だったんや!?
キャッチフレーズ見ると「4人の猛き美少女とクールな少年達が立ち向かう。」とある。
女性4名のことだったのか?でも少年も含めて5名以上活躍してる時点でタイトルに偽り有りだよね。
もうその4名の活躍を描くってコンセプトの時点でぶれてるんだよなぁ……。
ヒメと秋名の惚気話っぽいとこあるし、どう足掻いても他2名が蚊帳の外な構成は如何なものか。
ただキャラ的には吸血鬼人魚ちゃんとか気に入ったし、話単体でみるなら、りらは良かった。