退会済のユーザー さんの感想・評価
3.0
物語 : 2.0
作画 : 5.0
声優 : 3.0
音楽 : 3.0
キャラ : 2.0
状態:途中で断念した
タイトルなし
足を組んで座る人は、S気質の人が多いという。
つまり、名瀬家の人間はみんなS気質ということになる。
そして、いちごミルクの飴をよく口にする人は恋愛への欲求が強く、また、髪を耳にかけることが多い女性は、男性へのセックスアピールの意味が含まれているのだ。
以上のことから推察すると、名瀬美月は恋愛感情を素直に言葉にできずついつい相手を「変態」と罵ってしまうものの、実は主人公のことが好きな甘えん坊でしかもS属性付きの美少女ということになるんだ! こんなに嬉しいことはない。全国のMの皆さん(俺含む)歓喜!
……なんてどうでもいいことを考えるしか、面白みを見つけられない作品だった。
ダークファンタジーと言いつつ、開始1分でいつもの京アニ。
能動的でない主人公を一切描かずに能動的な場面から描くという、「察しろ」とばかりの投げやりっぷり。なにがどう受動的であったかは謎だが、とにかく主人公は能動的ではなかったらしい。本人が言うんだから間違いはない。
こういうのって普通はさ、Aパート使って能動的でない主人公を描き、それから能動的な行動に移る瞬間を劇的に描いて次回へってのが王道だろう。わざわざ型から外れた意味は特にないし、作り方が拙いとしか言いようがない。
そして、ヒロインはヒロインで冒頭では有無を言わさず「不愉快です」の一言で主人公を殺そうとしたにも関わらず、Bパートではいきなり「命を奪うのが怖い」とか言い出すし、ワケ分からん。
ファーストコンタクトでブッ刺しておいて怖いとか言う方が怖いわ。
そもそも、異界士とか妖夢の設定がテキトーすぎる。(適当ではなく)
妖夢って人には見えないんだろ? じゃあなんで愛ちゃんは周りから見えてるんだよ。秋人のような半妖でもないのに。
愛ちゃんはアニメオリジナルのキャラだ。だから彼女の設定を考えて作品に組み込んだ際、そこに矛盾がないかは考えて当然。
なのにそれを怠ったとしか思えない。誰もがツッコむだろ普通。いや、愛ちゃん可愛いからいいけどさ……。
まぁそれ以前に妖夢がどれだけの脅威なのかも一向に伝わってこなかったんだけどね。