かおーん さんの感想・評価
2.5
物語 : 2.0
作画 : 1.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 1.5
状態:途中で断念した
自転車競技側から
ロードレースを主題としたマンガ原作。
原作既読、継続中。自転車競技者からの視点でのレビューです。(固定ローラー&パワータップで180-200w・心拍150以下目標にインターバル入れながら、2話づつ視聴)
ロードレースを主体とした作品、「シャカリキ」「オーバードライブ」「茄子(ジプリ:2作)」等ありますが、競技者視点から良く書かれていると関心するのは「茄子」です。他はちょっと笑っちゃいます。
この弱虫ペダルが影響を受けているのは「シャカリキ」「オーバードライブ」です。構成が酷似しています。
・主人公の成長ストーリー
・ヒルクライム主体(ときに至上主義とも取れる)
・増え続けるライバルが主人公になり、話を膨らませる
と、まーたこれかよ、と思える話の流れになるので、先の話2作品を見ているとうざったく感じてしまいます。
この作品は必須装備のアイウェア(サングラス)をつけません。表情を出したいからでしょうか。
小野田のフォームがいつになっても変です。ヒジを張りすぎ。
疲れた時に頭を下げすぎ(下を向く)。下げてると怒鳴られますよ。
13話で作画崩壊。
14話、このあたりから始まります、ライバル視点と身の上ばなし。
合宿では先輩2名の視点から、過去と今合宿への意気込み、思い出ばなし。
インターハイでは御堂筋をはじめ、ライバル箱学全メンバー(x5)、他の高校のエース等でやられるので進行速度が一気に落ちます。これを耐えないとこの作品はキビシイ。
23話、やっと始まったインターハイ、しかし最初のスプリントポイントまでまた長い長い。んでしゃべるしゃべる。1話で500mも進んでない。実際は1kmを1分30秒くらいで走り抜けてるんですけどね・・・。
ここでやっと原作9巻くらい。インターハイが終わるのが29巻かな?
ながい・・・4クールでも終わらなそうな気が。
{netabare}
いきなりロードレーサーに乗れるか
→乗れます。中高ママチャリ通学してた人とか上手いです。
ケイデンス・・・
→ママチャリで60くらいでしょうか。速く回して70?ロードレーサーで100、競技で120、トラックだと200以上まで練習ってとこ。高ケイデンスでヒルクライム、これは最近の主流ですね、大ギアで高回転で上がるクライマーが増えているのは確かです。ですが30回転上げるとか、さらに上げるとかwないわw
初ロードでダンシング・・・
→登りなら出来ます。ぶっちゃけ立ち漕ぎなので。が、速いダンシングとなるとどうか・・・さらに高ケイデンスタイプがいきなり立ち上がって速く走るのは、無理かも。
平地だと無理です。時速50km超えて立ち上がると、後輪に荷重を残して踏む練習してないと自転車が大きくブレます。
スプリンター・・・
→高校生はジュニアスプロケというものがあり、最高ギアが決められてます。田所のオッサン、あの踏み込む走りはないわw
合宿・・・
→4日で1000㎞、余裕です。飯に時間かけなければ、12時間あれば普通に走って300キロ行けます。一周5㎞のコース、1kmの劇坂がある=100mの獲得標高としても、250kmは普通に行ける。ハンデがあっても。
ハンデ・・・
→シングルギアなのか、固定ギアなのか。固定ギアだったら死ねるな、ギア比にもよるけど下りでスピードまったくだせねぇし。っていうか、エンド幅(後輪タイヤをくっつけてるところの幅)が130mmのシングルってあるか?ワイヤー抜いて変速できなくするのが現実的だけど。でも左右ひっくり返すとシングルになるホイールってあったな・・・
→MTBみたいなバーハンドル、実はこの改造は金がかかる。変速レバー、ブレーキレバーもロードバイク用を用意する必要があって、これだけで3万円以上かかる。いいショップに知り合いがいますね。
夜中、闇の中のコースを疾走・・・
→無理。あぶねー。あんな小さいライトじゃ危険すぎる。誰か落車してたりボトルが落ちてたりしたら大事故につながる。
ビンディングペダルで2倍近く・・・
→クリートつけても2倍は無理。
1年vs2年
→同じチームで、1年3名(重すぎるハンデあり)と2年2名(ハンデなし)が敵対。3年は傍観してる状況はありえないし良くない。作品として解りやすく仲間とライバル作って面白くしようとしたのだろうがバカバカしい。
集団走・・・
→ロードレースはチーム戦。小さなグループ作って内部抗争とかバカらしい。クラスの女子かっつーの、何と戦ってるんだ?
先頭を走っている奴が一番疲れます。後ろにくっつくと、メチャクチャ楽になる競技です。なので、3人いる1年生は先頭交代しながら走ればそれだけで勝てます。
タイムトライアルやトライアスロンは、後ろにくっつく行為(ドラフティング)が禁止されてます。この合宿だと特に禁止されてないようですが、ここがおかしい。
実際やってみればわかるが、5㎞の周回コースに9人が走ると9人のひと塊になる。このグループから飛び出しても追い付かれるし、ついて行けなくてもすぐ周回差ついてまた戻れる。
ゴールスプリント・・・
→5人横一線とか、ある意味フェアですね(笑)。ちょっと仕掛けが早いかな。日本人はトッププロでもスプリント全力は100m持つか持たないか、です。
誰かの後ろについて、残り50mでまくればいいのに。
誰の後ろに付くか、がポイントですが、先輩二名は切り捨て。エリートくんか関西弁くんですが、ここは関西弁くんですね。ハンドルハンデがあっても生粋のスプリンター。エリートくんはギア1枚しかない(今までの走りを見てもギア比がスプリントに合ってると思えない)ので勝負にならない。
実際のレースだったら、後ろに付かれること、先頭を走ることを嫌がって失速します。で、残り200mくらいで一気に加速。最初にギアがないエリートくん、その後ろに関西弁くん。この次になる3番手に付けることが勝利への近道になるわけで、先輩たち2名が狙ってくる。エリートくんは草々に脱落、2番手だった関西弁君が残り100mで一気に踏むのに付いていって、残り50mで先輩2名が前にでて2段ロケットで2年が勝つかな。ハンデ有り&集団走練習してない1年が勝てる見込みはほぼない。
ペダルが割れる・・・
→フラットペダルだって割れることなんてない。相当な粗悪品だったらあり得るかも、ってレベル。
ペダルが折れたり割れると即転倒で大事故に繋がります。実際にこんなペダルがあったらリコールかかります。(中国製ママチャリで実際にあった)
チェックポイント・・・
→「精神的アドバンテージを得て、このチームにはかなわないと思わせる(キリ)」
なにを言っているのか(略)。なんで貴重な脚をそんな馬鹿なことで使う?むしろ下がってた方が実力隠せて有利だろ。
実際のレースではスプリントポイントとして得点付きます。
ジャージを開いたまま・・・
→プロはチェックポイント、ゴール前に閉めないと怒られます。スポンサーロゴを割ってるので。
スプリント中に会話・・・
→ありえねーw 残り300m!>散々無駄話>残り270m! っておいぃ!
30mとか進んでねーのかよwww 歩いたほうが早い・・・これでスプリントのスピード感とか駆け引きとか感じろって無理があるだろ。
と、いうことで。ここで断念。コミックでいいです、お腹いっぱいです。
そしてコミックもなんかパワーインフレっていうかトンデモな設定だらけになってきてもう・・・
{/netabare}