りく さんの感想・評価
4.6
物語 : 4.5
作画 : 5.0
声優 : 4.5
音楽 : 4.5
キャラ : 4.5
状態:観終わった
癒し系・日常系でこんなにハマったのは初めてです
ものすごーい田舎での、4人の少女ののんびりとした日常を描いた作品。
1話では「悪くないけどちょっと退屈かも」と感じましたが、2話以降は笑える要素もガッツリ入ってきて、かなり楽しめるようになっていきました。
なんと言っても田舎っぽさがこの作品の一番大きな要素ですね。緑の美しさや川のせせらぎ、安らかな空気感など、自然を大事にして丁寧に作っているのが伝わってきます。田舎ネタを活かしたエピソードも多め。
田舎らしい田舎って、住んだことはおろか行ったことすらないのですが、そんな私にもどこか郷愁の念を感じさせるから不思議です。住むのはちょっと勘弁ですが、2~3日滞在してグータラ過ごしてみたいなぁw
上で「4人の少女」と書きましたが、それ以外の登場人物たちも充実しています。
一度も喋らないのに存在感抜群な兄、ちょっと冷めてるけど優しい駄菓子屋のお姉さん、近所に住んでる賑やかな女子高校生など、彼ら彼女らとのふれ合いもいい味出してました。
個人的に一番好きだったのは、田舎に引っ越してきた転校生である一条蛍ですね。小学5年生なのにやたら大人っぽくて色気もある彼女ですが、時々見せる子供らしい一面がチャーミングでした^^
ちょっと変わった一面も持ち合わせているんですが、そんなところも微笑ましかったですw
間の取り方が非常に上手なのも特徴かと思います。泣きだすまでの張りつめるような感覚や、ギャグがスベったときの場の白け具合を絶妙な間で表現していて良かった。
ずっと笑いっぱなしな回もあれば、ぽかぽかと温かい気持ちになれる回もあるなど、可愛さと穏やかさと楽しさがいい感じに混ざり合った日常モノでした。
特に{netabare}10話のれんげと駄菓子屋の交流回{/netabare}は大好きです^^
美しい風景、まったりとした空気感、絶妙なギャグ。日常系に必要な要素を高い水準で保ちながら、田舎を舞台にすることでオリジナリティも出せている良作。オススメです!
……で、2期はいつ来るんでしょうか(´;ω;`)