退会済のユーザー さんの感想・評価
4.4
物語 : 5.0
作画 : 4.0
声優 : 5.0
音楽 : 3.5
キャラ : 4.5
状態:観終わった
これはマジで面白かった
放送当時1話15分ほどみて視聴を辞めていたアニメでした。
{netabare}(タイムマシンアニメだという事も知らずに…){/netabare}
視聴切った後何年かして、何となく暇だな~、アニメみたいな~と思って評価サイトをうろうろしてた時、どこも高評価を付けていたので頑張って見返してみて脱帽しました。
あまりに、早くに見切りをつけた自分に後悔さえ覚えたものです。
まず、視聴を1度切ってしまったのは第1話。
主人公の岡部倫太郎のネットスラング連発の意味のわからない会話が嫌気がさした最大の要因です。
まさかこのまま進むの?とハラハラしましたが、それが割と早い段階であくまで”おふざけで演じている”という事が見えてきて安心。なぜあの時自分は……これ放送当時リアルタイムで見たかったなぁ。
3話ぐらいまである程度話を進めると、そこから先はもう、吸い込まれるような展開の連続。
{netabare}思えば、電話レンジ(仮)という現実にも存在しそうなタイムマシンの原型?設定はよく考えたものです。
小さなふとした発明から主人公を取り巻く環境が大きく変わっていくテンポの良い流れに見入ってしまいます。
また、キャラ的な感想を言うと、初めはインパクトさえ薄くヒロイン力も感じられなかった牧瀬紅莉栖が、物語が終盤に進むにつれてたかがアニメなのに愛おしいと思えるほどに魅力が跳ね上がります。
生まれつき天才肌で一見恋愛と縁のなさそうな聡明な彼女が、どこかアメリカンチックな大人の恋愛感情の中で女性を覗かせて…アニメ見ながらつい物思いに耽ってしまう事が何度かありました。
{/netabare}
基本、途中無言で携帯電話でメールを送ってくる女性(名前忘れた)、椎名まゆり等キャラ付けしすぎてそれでも鼻につく事はあるかもしれませんが、それを帳消しにするぐらい素晴らしいアニメです。
物語のベース自体は誰でも思いつくような内容とはいえ、ほどよい小難しさで、振り返ってみても徹頭徹尾これほど綺麗にまとめている作品は以降、私はまだ出会ったことがありません。