「リトルバスターズ! 〜Refrain〜(TVアニメ動画)」

総合得点
84.3
感想・評価
1526
棚に入れた
7989
ランキング
293
★★★★☆ 4.0 (1526)
物語
4.1
作画
4.0
声優
4.0
音楽
4.1
キャラ
4.1

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ネタバレ

三崎鳴 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

友情をテーマとしたKey作品。

ゲームブランドKey作ノベルゲーム「リトルバスターズ!」を原作としたアニメシリーズ第2期。内容は1期視聴又は原作プレイを前提とした作り。テーマは“友情”。Key作品といえば「泣きゲー」というジャンルを定着させたこともあり、本作も原作は一定の評価を得ており、アニメの出来もある程度期待されていた。だが、元々本作はノベルゲームのシステムを利用したシナリオだったためアニメ化は困難といわれており、アニメ版も原作プレイ者には不評をつける者もいる。又、「Steins;Gate」や「魔法少女まどか☆マギカ」等、所謂「ループ系」と呼ばれる作品が立て続けにヒットしたことでループ自体が隠し玉としてのインパクトがなくなりつつあった。そんな状況下で本作が原作発売から5年・6年と経過してからのアニメ化、正に遅すぎたアニメ化といえる(原作発売は2007年7月)。アニメ版を単体として評価は、まず1期よりは2期が確実にクオリティがあがったといって間違いない。演出や構成が格段に強化され、かなり見やすい作品という印象を受けた。ラスト付近の感動させたい部分はしっかりと表現できている。しかし個人的に気になったのはやはりゲーム原作ということもあってかBGMの使いまわしと、又、尺の関係上のカットによる説明不足。大事なシーンごとに3,4種類のBGMを使いまわしていて、BGMそのものが良く出来ている曲だからいいものの、その場面と曲との差別化は必要だったであろう。説明不足については、原作未プレイ者には若干分かりにくい、程度のもので大筋は把握できるので大きな欠陥とはならない。“Key作品のアニメ化に定評のある京都アニメーションが制作していれば…”と惜しむ声はあったものの作画、演出共に一定の水準を満たしており、作品全体のバランスを大きく崩さなかった事は評価できる。又、アニメ化自体不向きなこの作品を京都アニメーションが制作して,J.C.STAFF版よりも完全上位のものが作れたかと言えば微妙である。

投稿 : 2013/12/29
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