まーさちゃ さんの感想・評価
3.6
物語 : 4.0
作画 : 3.0
声優 : 3.5
音楽 : 3.5
キャラ : 4.0
状態:観終わった
リアルなオタクサークル模様
1期、OVA、2期、3期、全てを視聴した感想です。原作は未読。
まず、1期+OVA。
正直、前半は退屈。オタクサークルに入った笹原が一応主人公ということになるのだが、いかんせん影が薄すぎる。サークル入りたての頃の微妙な距離感と言うか、気まずさのようなものはかなりリアルに表現されていると思うが、オタクの話題全開でついていけない。このリアルなオタクの姿に共感出来るなら、見ていて面白いかも知れない。
ただ、徐々に親密度が増してきた中盤以降は見応えあり。高坂の彼女である春日部(非オタク)が、オタクの中で四苦八苦したり、現視研に一石を投じる様子は、クスっとなる。
次に、2期(げんしけん2)。
2期からは一気に恋愛色が鮮明になる。「恋愛要素なんていらねーよ」という人は毛嫌いするかも知れないが、大学のサークルを舞台にしている以上、サークル内の恋愛模様を描くのは必須だろう。個人的には恋愛要素が全面に押し出されたこの2期が一番面白かった。
なお、新入生・荻上が、斑目と笹原をネタにして、BLの妄想をする「マダラメ総ウケ」は爆笑した。これは、3期(二代目)への伏線にもなっている。
最後に、3期(げんしけん二代目)。
1期・2期で主要人物だった春日部、高坂、笹原等は既に卒業し、その代わりに、新会長・荻上の下、腐女子がたくさん入部したことから、完全に腐女子サークルと化す。
この3期については、決して面白くないわけでもないし、斑目に関する伏線回収もあるため、1期・2期から見続けている人も楽しめるポイントはあると思う。
ただ、女装している波戸を中心に、BLネタが全面に押し出されており、1期・2期とは別アニメと思った方が良いかもしれない。そういう意味では好き嫌いが分かれると思う。