小真 さんの感想・評価
4.0
物語 : 4.5
作画 : 4.0
声優 : 3.5
音楽 : 3.5
キャラ : 4.5
状態:観終わった
冷たい世界で織り成す父と娘の親子愛
アクションシーンが多めの物語ですが、この物語は「日常」シーンに深いメッセージが込められているのではないかな? と、思いました。
Wikipediaでは義理の娘ソルティの成長を描いた物語と書かれていましたが、私は父ロイを通じて語る「父と娘」の物語、そう感じました。
本来主人公はソルティですが、ここからは私が勝手にロイを主人公と置き換えて持った感想です。
ここからは少しネタバレです。。
娘を探し続けるロイの下に来た少女ソルティ、初めは不信感しかなく追い出す事に執着していましたが、いつしか愛着が湧いていくロイ。
多分もう一人の娘が出来て嬉しかったんだと思います。その後本当の娘が見つかったりある事故のせいで一時期険悪な(一方的な)仲になってしまいますが、義理でも娘……結局のところは心配で仕方が無いお父さんへといつしかなっていきます。
もうどうしようもないくらいのツンデレ親父ですね 笑
こほん、、、終盤、とある事情にてソルティが居なくなるのを必死に止める所では完全に父親として、純粋に親としてまた娘が消えることが怖い……本心から嫌がるシーンに胸が打たれました。
親と言うのは子供を心配する生き物だと他作品で見ましたが、それの意味がよく分かるワンシーンです。
この作品を通じていつまでも心配してくれている親を安心させてあげられるような人になりたい、、、なれたらいいなーと思いました。
最後は弱気ですいません 笑