plm さんの感想・評価
2.8
物語 : 2.0
作画 : 2.5
声優 : 3.0
音楽 : 3.5
キャラ : 3.0
状態:観終わった
ややかわいいよやや
2013年秋アニメで10本あったラノベ原作作品のうちの一つ
分かりやすい中二系っぽいバトルファンタジー作品。
話の流れやキャラクター描写自体はとっつきやすいが、
専門用語も多く、詳細的に何やってるのかよくわからない場面も多かった。
(何か呪文を唱えているが、違いがわからない)
戦闘は動くには動くが、話が終わらないと決着がつかないのであまり緊張感がなかった。
話の軸自体も、「夜会」を生き残るには……という展開なら身が入ったものの、
キャラクター掘り下げ編へと横道に逸れてゆくので目的がはっきりしない。
キャラクターはどうかといえば、ヒロイン勢はヤンデレ、ツンデレっぽいのが揃ってはいるが、
どのキャラもみな思考が飛躍してらっしゃる方ばかり。(主人公との会話はほぼ成立しない)
ある意味全員あほカワイイ系で共通しているのかもしれない。フレイかわいいよフレイ。
男キャラは男キャラで、
「俺の相棒は世界最高の自動人形だからな……」
「俺は謙虚で寛大だが、どうにも許せないものが三つある……」
「グランビル家の執事は優秀ですが、ただひとつ難をあげるとすれば……」
このテンプレ台詞を連呼しすぎで、ドールよりマシンっぽい。
このシーン全部つなげたらそれだけで数十分いくんじゃあるまいか。
なんだか欠点だらけに見えるが、アホキャラ(思慮不足)とバカキャラ(愚直)しかいないのは、
かえってストレスフリーに観れる要素なのかもしれない。
共感こそ抱きにくかったものの、反感を抱くような要素があまりないアニメだったようにも思う。
タイトル「機巧少女は傷つかない」だけど
実際「主人公は傷ついてもやられない」 これの方がしっくりくるんじゃないか。やたらタフだった。
機巧や自動人形といった要素はあまり掴めないまま、ラウンズやらなんとか家やら雪月花やら
風呂敷をやたら広げ、たたまない作品に……