退会済のユーザー さんの感想・評価
4.3
物語 : 4.5
作画 : 4.5
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.5
状態:観終わった
心の旗艦
すごく簡単に言うと、突如出現した「霧の艦隊」と人が戦う話です。本当はもっと複雑な話なのですが、原作にもまだ全容が描かれていませんし(読解力が足りてないだけかも)私自身物語を整理しきれていないので上手く言えません。まぁ大まかな構図はおそらく、主人公勢力VS主人公の父親勢力になるでしょう。残念ながらアニメには父親が出てきていませんので、少し分かりづらいかと思います。ということで原作との違いをまとめます。
■アニメと原作の違い
アニメでは原作に出てきた伏線をかなり省略してまとめられています。
・金剛をラスボスのように扱っていましたが本当はまだ上位存在がいます。
・アドミラリティコードに従って主人公らを駆逐しようとしますが、実はまだアドミラリティコードは謎に包まれています。
・ハルナ、キリシマ、マヤ、刑部蒔絵は主人公達とは別行動です。
大まかな違いはこのくらいですか。原作はまだごちゃごちゃしていてどんな話になるのか、また何を描こうとしているのか今ひとつ掴みかねますが、恐らくアニメと同じようなテーマを描くものだと思われます。
「私たちは何者なのか?どこからきてどこへいくのか?」「意思」「選択」
この辺りですね。楽しみです。
アニメは最後の展開が少し強引な気もしますが、原作の流れと作者の意図を汲み取った上手い縮図になっていると思います。とは言え、やはりオリジナルの部分も強いので原作ファンの方が楽しめるかは分かりません。私のようにアニメを見ながら原作をみるのもかなり混乱するのでお勧めできません。この作品がどんなものか知りたい方、キャラが喋って動くのが見れるだけで嬉しいという方、船がビームとか魚雷をバンバン撃って戦うのが好きな方にお勧めです。
■勢力{netabare}
【総旗艦艦隊】~ 総旗艦:ヤマト(超戦艦)…主人公達の味方になる気がする
○直衛艦隊~イ400、イ402
○第一巡航艦隊~旗艦:コンゴウ(大戦艦)…原作(8巻時点)では間もなく主人公と対決
・ヒエイ、イセ
○第二巡航艦隊~旗艦:ナガト(大戦艦)先代総旗艦 …戦闘力は超戦艦に引けを取らないと思われる。アドミラリティコードを狙っており、何かしでかす気がする
○派遣艦隊~ハルナ、キリシマ、マヤ(重巡洋艦)、蒔絵 …恐らく最重要布石
≪蒼き艦隊≫~旗艦:イオナ(イ401)(攻撃力重視の潜水艦)…主人公勢力。総旗艦艦隊と繋がりを持つ気がする。というかもう繋がっている
○タカオ(重巡洋艦)、ヒュウガ …心強い?味方
【緋色の艦隊】旗艦:ムサシ(超戦艦)…主人公の父親(千早翔像)の勢力。千早翔像はメンタルモデルという可能性もある。今のところ群像と敵対しているが、何かの策かもしれない。
○U-2501(潜水艦)…ゾルダン・スタークが艦長。イ401とは違いメンタルモデルは使わない。
○ビスマルク(大戦艦)
≪統制軍≫ …イ401に振動弾頭の移送を依頼
○白鯨 …最新鋭の原子力潜水艦
<日本政府>
{/netabare}
■その他
・主人公がでっかくて強い戦艦に乗るのではなく、潜水艦に乗るというのがポイントですね。
・ほぼ全てCGで作られているアニメは初めて見ました。キャラの動きに違和感がありましたが、作画(と言っていいんでしょうか)はとても綺麗だったので満足してます。
・最終回のコンゴウの「やめて」という台詞がとても印象に残っています。原作ではコンゴウとの戦いはこれからなのでどうなるか楽しみです。
・イオナとタカオが自分を犠牲にするシーンもとても感動しました。原作でもタカオはかっこいいですよ。
・好きなキャラはもちろんタカオ
・今期のアニメはどれも楽しめましたが、アルペジオは毎週待ち遠しくさせられた数少ない作品の一つでした。
・2期も是非やっておくんなせぇ。