「ぎんぎつね(TVアニメ動画)」

総合得点
67.5
感想・評価
703
棚に入れた
3493
ランキング
2451
★★★★☆ 3.5 (703)
物語
3.6
作画
3.5
声優
3.6
音楽
3.5
キャラ
3.6

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ネタバレ

sherlock さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6
物語 : 4.0 作画 : 3.0 声優 : 3.5 音楽 : 4.5 キャラ : 3.0 状態:観終わった

誰か(何か)を信じて生きていく意味…

まずこのアニメの率直な感想から
金次郎が出ていった原因が気になりすぎて夜も眠れn…(-_-).。o○zzZ
とまぁ冗談はさておきww

12話の中をゆっくりとした時間の流れでハートフルに描いたのは良かったが
あまりにも解決していない事柄が多すぎて少し残念だった
それともこれは二期があるフラグなのかな?

皆さんもご存じの通り
日本人の大半は“神”という存在に対する信仰の文化があまりない
そして多くの人は困った時だけ神を頼る
きっと外国の人からすると都合が良過ぎるのだろう
ただ、日本人は普段からしっかりとした信仰心をもっていない分
最悪の結果が起きても神のせいにはしない
(もちろん普段からOh!! My god!!と叫んでいる人は別ですよ笑)
自分の不運を嘆くのみである
ここに日本人特有の文化や考え方があるのではないだろうか

某金○先生の名言「あぁ人という字はぁ…(割愛ww)」にあるように
人は一人では生きていけない…
しかし、日本人は昔から誰かを頼り迷惑をかけることは美徳に反すると考えてきた
恐らくその象徴として誇張して描かれているのが周囲に壁をつくっていた神尾悟…
他人に迷惑をかけてはいけまいと周囲に対して一歩退いた態度で周囲と接していた
そんな時、まことや達夫さん、絹川泰介と出会い
自分の素をさらけ出せる『自分の居場所』を見つけた

このアニメを通して僕は

家族よりも自分を理解してくれる者との大切な絆があることを学んだ

そして、頼ることができるのはなにも“人”だけではない…

このアニメで描かれている第三者…“神”の存在である
(正確には神使ですが伝えたい主旨の都合上気にしないでください笑)

願えばきっと報われると信じることで己の心の豊かさを保つことができる
こうして日本人は神を拠り所とし
どこか安心感を感じて自分を奮起させているのではないかと僕は思う
従って日本人は決して神をあてにし期待しているわけではない…
自分を支えてくれる【可能性】を求めているだけなのだ

このアニメを通して

神とのつながりを信じることの素晴らしさも学んだ

<ここからはアニメの内容とあまり関係ないので読まなくて大丈夫です!!>
{netabare}
今回は神社参拝の作法について解説したいと思います!!

…とその前に
皆さんからいただいた質問の中で…←えっ、誰?ww
“お寺”と“神社”の違いって何?という疑問が多くよせられたのでまずそこから

お寺とは仏尊像を礼堂と同じ建物内に安置し、御本尊を拝み見てお祈りを捧げます
またお寺には故人のお墓があり、寺院墓地の場合お寺の檀家となることが義務付けられていて
檀家はお寺を支えるための寄付やお布施をしなければなりません
ただ、その代わり全ての法要をお寺で行えるため法要のあとすぐお墓参りができたり
仏教の教えを説く僧侶の日常的な回向を受けられるという特典があります

それに対して神社は日本の神様の御魂を祀っている神域で御本尊があまりよく見えません
そして神社は神域に降りてきた神様と人が住む世界とを区別し
互いの存在を分かち合いながら住み分けるための鳥居があるのが特徴です
従って神社で自分の私利私欲のためのお願いに来るのならせめて
神域のルールを守らなければなりません!!笑

さて、じゃあ次はいよいよ神社参拝の一連の流れを親切丁寧に説明していきますね
これは日本の神様を[お・も・て・な・し]する大事な礼儀作法なので知っておくと便利かもww
(そこのあなた!!コイツ流行にのっかったしとか言わない!!笑)

【Ⅰ】参道
鳥居は必ず一番外側の一の鳥居から順にくぐり、くぐる際には軽く一礼(一揖)
そして参道の中央(正中)は避け、左右どちらかによる

【Ⅱ】手水舎
まず、右手で柄杓をとり水を汲み左手にかけ清める
次に左手に柄杓を持ちかえ同様にして右手を清める
再び柄杓を右手に持ちかえて左の手のひらに水を受けその水を口に入れてすすぐ
すすぎ終わったら水をもう一度左手にかけて清める
使い終わった柄杓を立て柄の部分に水を伝わらせ清める

【Ⅲ】参拝
まず一揖し、鈴があれば力強く鳴らし邪気を払い神様に自分が来たことを知らせる
次に賽銭を優しく投げ入れ自分の祈りの代償という気持ちをもち心の靄を祓う
そして二拝(神への敬意)し、胸の高さで手のひらを合わせ右手を少し下にずらして二拍手(神を招く)
その後、指先をきちんと合わせて祈りを込めてから手を下ろす
(神人が一体となり祈願をこめて神の力を体得する)
最後に一拝(神を送り返す)して終了

…だと皆さんが思っているでしょう?(まさかのフェイントww)

『僕が新世界の神になる!!(某ノート所有者)』や
『浮気相手と同棲したい!!(某元モ○ニング娘)』
『いつやるかって言ってくるヤツに現実の厳しさを教えてあげたい!!(某先生)』とか
『上司に倍返ししたい!!(某銀行員)』と思っている方も多いのでは?笑
そんなあなたのために今回ご用意したのは…

~天津祝詞(あまつのりと)~
高天原に神留まります 神漏岐 神漏美之命以ちて
皇御祖神伊邪那岐之大神 筑紫の日向の橘の小戸の阿波岐原に
身禊祓い給ひし時に生坐る祓戸の大神等 諸々の禍事罪穢を祓へ給へ
清め給へと申す事の由を 天津神 国津神 八百万の神等共に聞食せと恐み恐み申す

これぇぜぇ~んぶセットでなんとタダァ↑
えぇ~どうですかぁ~↑
もちろん送料・金利手数料は全てsherlockが負担します!!
さぁ!これを一拝の後に唱えるだけであなたも立派な参拝者っ!!

…ゴホンッ、すみません。ふざけすぎました(汗)
と、とにかくこのような参拝マナーをきちんと守った方が願い事も叶いやすくなるのはないでしょうか…
(なんとかまとめてみたww){/netabare}

えぇ~っと、途中通販みたいになってしまいましたがこのアニメは
人と神様のつながりや絆を神社という神聖な場所で感じ
神を含め誰かを頼ることの大切さを感じられるアニメなので
興味がある方はぜひ一度観てみてはいかがでしょうか( *´艸`)

P.S.
ちなみに狐の嫁入りの起源は狐火(別名鬼火)で、この火の玉が遠くの山野で点々と燃えていると
松明をかかげた行列のように見え、
これが婚礼の行列を連想させるということで狐の嫁入りという言葉が生まれたそうです(諸説ある)
そして日照りの雨にも異様な雰囲気があり
狐に騙されているような気分になってしまうということを重ねているらしい…

皆様に未来永劫ご利益がありますように…^^

投稿 : 2013/12/24
閲覧 : 241
サンキュー:

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