「劇場版 STEINS;GATE 負荷領域のデジャヴ(アニメ映画)」

総合得点
89.2
感想・評価
2607
棚に入れた
13632
ランキング
88
★★★★★ 4.1 (2607)
物語
4.0
作画
4.0
声優
4.2
音楽
4.0
キャラ
4.2

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ネタバレ

buon さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 3.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

失敗は成功の元、では成功は? 【追記】重要な仮定について触れ忘れてたわ

ファンムービー、
ただしこのシリーズのファンは縄のようなもの。
1つの縄は・・・(省略w)要するにシュタゲファンも個人個人ツボが違うってこと。
シュタゲが楽しめる要素の1つ1つが存在感あるからね。

◇映画、総集編ではないオリジナルの内容、TV版の後の話なので先にそちらを

一見、同じ「シュタゲファン」に見えたであろう映画館にワクワクして入った人たちは、
帰るときには表情に違いがあり過ぎて、同じファンとは思えなかっただろうな。


ちょこっと「何に期待しているか、何が好きかで評価が変わる」とか噂を耳にしてました。
それもあると思いますが、1番は、
TV・ゲーム版が面白過ぎたこと、その印象が評価を左右させたんだと思う。
あと、尺足りなかったかも。

つまらないことはない。
{netabare}
クリスとフェイリス、指圧師とオカリン、とか世界線をズラした話は結構ある。
それの延長線上で、映画は「あるかも知れない未来の世界線の話」みたいなもの。
残念ながら、本編の1つしかない未来と捉えるには雑な出来。

フラッシュバックネタがゲームやってないと分からないのが2つあった。
ゲームやった人はいいが、やってない人は?
「興味を持ったらぜひ♪」ということでしょうか?ファンなら当然??{/netabare}

TV版はゲーム版よりSFネタの隙が多く、映画版はカスカスな印象。
そもそもとんでも科学なので気にしちゃいけないのだが、
「そんなこともあったなぁ」と忘れさせるような強力なインパクトが、映画版になかった。


TV版シュタゲのおもしろ要素ってなんだろうね?
①タイムマシンネタ(SF)
②個性的なキャラ、その表と裏、会話のやり取り(キャラ)
③伏線と回収、どん底の恐怖・絶望・勝算0からの大逆転(物語と演出かな)
とか。

1度目は楽しめても、2度目はそんなに楽しめない①、
②は惚れさせてしまえば何度も楽しめる、内容次第の③。

映画版は、
①をいじくり微妙な設定、また既視感に快感を覚えない、
②はクリスティーナを主役にオカリンにもスポット、他もそこそこ、
③はそもそも絶望的な状況の作り方も解決方法もなんか、理解はできてもね。

熱狂的なクリスティーナファンは楽しめると思う。
{netabare}自分が味わった時間を遡ることの恐怖・苦悩をオカリンが熱弁し、
それを聴いたうえで、他のキャラが同じことを味わったのは大きかった。{/netabare}


こんなことをあれこれ考えてしまう熱狂的シュタゲファンの自分には、イマイチでした~
TV・ゲーム版が面白過ぎて、ハードルを富士山に自動設定してしまったんだろうな。



大きな成功は喜ばしいことだし、確実に利益を出せる方法を取ることも企業として間違っていない、
しかし挑戦という道のりを塞ぐ門として、成功はあまりに重過ぎる。


☆★★★追記★★★☆
『オカリンの移った世界線にいるみんながどうなっているのか』に一切触れていなかったのが残念。
{netabare}映画版の場合、
オカリンだけが世界線を他に移動することになり、シュタインズゲート世界線のオカリンは消えた、
しかし並行する世界線には同じような世界、より似ている世界線があるはず。
α世界線でのクリスの話を思い出してほしい。
「世界線を移動しても、移動する前の世界線もあり続けているのかも知れない」

もしかしたらオカリンは移動先の世界線で『比翼恋理のだーりん』(未プレイ)をやってるかもw

というか、記憶に引っ張られて世界線を離れるなら、
違う記憶を持ったオカリンが生まれてもおかしくないんじゃないかな。

などなど、シリーズ最後の作品になると思われるので心残りのない様、書いときます。{/netabare}

投稿 : 2013/12/23
閲覧 : 457
サンキュー:

17

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