空野 落 さんの感想・評価
3.1
物語 : 2.5
作画 : 3.0
声優 : 3.0
音楽 : 3.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
十話構成で短いからか、そこそこ魅力があった気がする・・・
一応、選択肢が浮かぶのは斬新だったかもしれないが、ストーリー展開は結局謎のまま。
つまりただのラブコメなのだが、ヒロインの魅力が雪平に集中しており主人公モテモテではない。
この作品の魅力は近年のラノベにおける主人公モテモテとは少し違う点である。似ているのだが少し違うここが魅力である。(カオスの選択肢は個人的には寒かったです。)
難点はヒロインが掘り下げられていないためあまり魅力が出ていないこと。雪平の素直になれない話や、経験者の先生の話によって2人は魅力的であるがほかは特に印象に残らなかった。
甘草 奏
主人公。選択肢が見え、選ばないとひどい目にあう悲しい宿命を背負っている。ただ、良くも悪くもラブコメの主人公であるため「愛すべき馬鹿である」
ショコラ
ヒロインその1.神の僕であるが記憶喪失で役にたたない人。一応記憶が一時戻るが、またなくなる空気ヒロイン。
雪平 ふらの
毒舌を吐くメインヒロイン。クーデレのようなツンデレで、この作品の一番の魅力。下ネタもいうが意外とシャイな彼女。やはりツンデレ要素のあるキャラはいいです。
遊王子 謳歌
空気ヒロインその2.一応運動ができるアホの子だが、カオスの世界観では空気になっている。
黒白院 清羅
生徒会長で色々裏がある人。謎が多いが今後の展開が気になる人。
麗華堂 絢女
ライバルキャラ。シリコンを入れた巨乳。そのせいか印象は強い。
箱庭 ゆらぎ
自称妹キャラ。みんなに妹ぶる凄いキャラ。助っ人でもあるがいいのかというツッコミをしたくなる。
道楽 宴
選択肢の呪いを過去に受けたことがある担任の先生。見た目が子供で言動がヤンキーという強烈なキャラ。主人公をなんだかんだで理解しているできる大人
総括
選択肢のくだりがくどく、世界観もカオスであるがヒロインはそこそこかわいく今どきの作品といえる。
ただ十話編成のおかげか主人公に対しての明確な好意が雪平だけだった印象があり、そこが相違点だと思う。
余談
角川作品はなぜ十話構成にするのか疑問。なにかと無理矢理終わらせている感があり、個人的には不満です。もっとキャラの掘り下げや原作雰囲気を作るなど丁寧に作って欲しいと思う。