plm さんの感想・評価
2.7
物語 : 2.5
作画 : 3.0
声優 : 3.0
音楽 : 3.0
キャラ : 2.0
状態:途中で断念した
アイデンティティーが感じられない
(途中断念、7話まで)
2013年秋アニメで10本あったラノベ原作作品のうちの一つ
その中でも最もオーソドックスな中二系バトルアニメというイメージ。
シャナとか禁書とか由緒正しきラノベ作品みたいな萌え&燃えを思い浮かべて観始めた。
が、使役する眷属に吸血鬼として認めさせるには血を吸わなければいけないっていう設定を思い出し、
紗矢華ってキャラがでてきたあたりで、あ、このまま毎回チョロインでてきて血吸ってローテか
と思ったら、とても2クールも見続けられる気がしないマンネリ感が生じてしまい断念。
ハーレムものの主人公って大事だなと思った。
この主人公は無気力的で、そのわりに余裕ぶっているところやらにあまり好感が持てなかった。
その場その場で直情的に行動し、本当に何も考えてない感じ。主体性がなく共感が持てない。
もともとイチャコメ要素が前面に押し出されてる感があるのだが、
唐突にバトルになると何の覚悟もしてなさそうな主人公がただ単にイケメンオーラだし始める。
戦いに対する恐怖だったり、それに臨む理由などの説得力が薄く、緊迫感が感じられない。
結果、ヒロインに惚れられるための見せ場だろ、っていうのが露骨に感じられてしまい、
血を吸う設定から何までほんとにハーレムしたいだけにしか感じられなくなってしまった。
ハーレムするのはいいけど、主人公の魅力やヒロインの境遇とかに深みがないと話に入りこめない。
女キャラがぽっと出てきては主人公に惚れてました、敵がでたーうわー巻き込まれた仕方ない倒すぞー
ってこれじゃ全然ドラマがないと思うんです。