りく さんの感想・評価
3.3
物語 : 2.5
作画 : 5.0
声優 : 3.0
音楽 : 3.0
キャラ : 3.0
状態:観終わった
画は素晴らしいが、他は全体的に中途半端な出来
原作未読。全12話。
不死身の半妖(人間と妖夢のハーフ)である少年と、呪われた血を受け継ぐ異界士(妖夢を退治する人)の少女の物語。
掴みが弱く、主人公とヒロインも好きになれなくて前半はあまり楽しんでいませんでした。ギャグ回を挟んだ中盤あたりから面白くなってきて、続きが気になりだしていたんですが、最終回の雑な締め方にガッカリ……。結果的には微妙な学園ファンタジーだったなーという印象です。惜しい。
戦闘シーンは映像面ではかなり良くできているんですが、効果音が情けないせいかイマイチ迫力が出ていないように感じました。こちらも惜しい。
そしてなにより、全体を通じてギャグの質が悪いというのが残念でした。百歩譲ってコメディパートのギャグが面白くないのはいいとして…………いや全然よくないんだけれどもw…………シリアス中に放り込まれるしょうもないギャグはやめるべきだったかと。全力で失敗しまくってたように感じました^^;
しかし、おバカ回である第6話は普通に楽しめました。こんだけ突き抜けてると素直に笑えちゃいますねw
この回なくせばもうちょいマシなラストにできたのかもと思うと複雑ですが(´・ω・`)
それにしても、秋人の母親は本当にひどかった……。はっきり言いますが、ここまでクソみたいなキャラは久しぶりに見た気がします。若作りした気持ち悪い語尾やだだスベり過ぎるギャグにはかなり辟易とさせられましたよ……。
映像の美しさだけは文句なしに評価できますが、物語は「あいつなんだったの?」とか「何でこうなったん?」といった疑問が残り、不完全燃焼な状態で終わってしまいました。
{netabare} 秋人の出生の秘密、異界士協会の藤真&泉姉さんの正体、名瀬家についてなど色々ぼかしてましたが、少なくともラストの未来復活だけはちゃんと説明するなり伏線はっとくなりしないとダメでしょう……。だいぶ白けました(´・ω・`){/netabare}
オススメするほどではないんですが、愛ちゃん妖夢バージョンが見れたことについてはとても感謝しています!(`・ω・´)