じぇりー さんの感想・評価
2.2
物語 : 1.5
作画 : 2.0
声優 : 2.5
音楽 : 3.0
キャラ : 2.0
状態:観終わった
色々な意味で薄味アニメ
荒廃しきって無法地帯と化した街・トシマで日々行われている、生死をかけたバトルゲームに、事情によりある日突然身を投じることとなった主人公。
ここでのあらすじを読んで、バイオレンスアクションアニメかな、と思い視聴してみたが、原作はBLゲームだそうな。。。
とはいえ、バトルゲーム自体のルール・設定は面白いので、どういう戦いが繰り広げられていくのかと最初こそワクワクして見ていたが…
BLはそこはかとなく漂う程度で、
ストーリーは、生死を賭けた戦いに身を投じる男たちの心理を深く描くでもなく、「戦いとは」「生きるとは」というようなことへの投げかけもさほどなく、
何よりこのアニメの大きな売りであろう、アクションシーンの描写にスピード感や緊迫感が無く、、、
この作品(原作)の持つ、全ての要素をまんべんなく取り入れたら、結果どっちつかずの薄味アニメに仕上がっちゃったのかな、という印象。
さらに、タイトルにもなっているこのアニメのキーワードとも言うべき「血」の描写はもう少し何とかならなかったのだろうかと思う。
というのは、大抵のシーンが夜間ほとんど明かりのない屋外であるにも関わらず(故に、せっかくの戦闘シーンが暗すぎてよく見えない)、「血」の色だけは蛍光色の如く、不自然すぎる程鮮やかなのである。
1回斬っただけで、ここまで血飛沫出まくるのかぃな? と思うほど、そのものズバリ「出血大サービス」なので、この手の描写が苦手な方の視聴は慎重に。