OZ さんの感想・評価
3.8
物語 : 3.0
作画 : 4.5
声優 : 4.0
音楽 : 3.5
キャラ : 4.0
状態:観終わった
映画でも『けいおん』らしさ
1期 2期と楽しめたので
期待して観た
110分に込められる
シリーズラストの集大成作品。
■映画でも『けいおん』らしさ■
『けいおん』の魅力と言えば
可愛い女の子達×ほのぼのとしたゆるい日常。
相変わらずのらしさはそのままで
卒業旅行にロンドンへ行く話が
メインかと思っていたら
2期最終話に演奏した
梓に贈る「天使にふれたよ!」が
出来上がる裏側を
軸にした話だったね。
同じラストシーンでも
テレビ版の梓視点と違い
唯達側から観れる
【ファンムービー】な作りだ。
あの曲はこうして出来上がったんだなぁ。
■ロンドンじゃなくても良かった!?■
通して観ると
物足りないと言うより
詰め込んでゴテゴテしてたかな。
大きく分けて
①出発前
②ロンドン旅行
③帰国後教室ライブ
④卒業式からEDまで
「天使にふれたよ!」が
出来上がる過程を
4つのエピソードで
繋げていたのだけれど
一つ一つの話はバラバラで
全体が薄くなった印象。
ロンドンへ行ったには行ったが
後半は話に出てこないから
特別ロンドンじゃなくても良かったよね?とも
受け取れる構成は残念だったかもしれない。
もう少しロンドン旅行を
楽しむ姿や旅行先の出来事は
後半に絡めて欲しかったなぁ。
■今までを思い出す■
テレビ版を含めて
最も心を掴まれたのが
ラスト直前に屋上で
唯達4人が「わぁーーーっ!!」
って叫びながら走る場面。
最初に唯が走り始め
後を追って律が
続けて澪 紬と順に
一緒になって
声を張り上げ走っていく。
息を切らしながら
肩を抱き合う4人。
1期から観ていると
青春ド真ん中のシーンは
今までを思い出して
込み上げてくるモノがあるね。
思い出を彩る名場面だ。
■あとがき■
『けいおん』らしさもあって
期待通り楽しめたけれど
2期観終わった程の
余韻は残らなかったかな。
期待し過ぎた訳じゃないが
110分で1本はやや間延びして
25分×4本のテレビアニメ形式が
丁度合うのかも。
まぁ 1期 2期の番外編含めて
全41話と長く楽しめた
ゆるい日常も終わりかと
思うと寂しいものだね。
漫画版では続編にあたる
大学に入学した唯達4人の大学編
『けいおん! college』
と
唯達の卒業後
軽音部部長になった梓
加入した憂と純 新キャラ2名
その後の軽音部編
『けいおん! highschool』の
2作品がある。
大学編は今一つだけど
その後の軽音部編が
しっかり出来ていて
3期とは言わないが
アニメで観てみたいなぁ。
『けいおん』のお陰で
日常系アニメが好きになれたよ。
出会えて良かったアニメになったね。
満足度 ★★★★★★☆☆☆☆ (6)