coldikaros さんの感想・評価
3.9
物語 : 3.5
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
知名度は高い
「マリア様がみてる」は非常に知名度の高い作品の一つですよね。
ですが、見ている人は意外と多くはないんじゃないかと思います。原因となる要素は「百合」ですね^^;
自分もこれまで見たことないとまでは行きませんが、あまり数を見てきてはいません。
正直に言って、この第一期を見ているときはあまりピンと来ませんでしたし、登場人物達の気持ちも全然理解出来ず、本当にさっぱりでした。
キャラクター達もこう言っては何ですが、どこが旧世代的な造型だと思います。
それもそのはずで、原作は1998年から始まっており、現在まで続いて、計39巻ということで納得がいきました。
実際、後のシリーズでは現代のキャラ造型に近いキャラクターも登場していますので、原作がスタートした時点では、現代のもののように濃いキャラクターが無数に闊歩する時代では無かったんでしょう。時代を感じますね。
内容は、主人公があるキリスト教系女子高に入学し、あることをキッカケに学校で絶大なカリスマを誇る生徒会の補佐を努めている「お姉様」に出会う、って話です。
この作品中では、年上の生徒とある儀式をすることによって、その「お姉様」の「妹」になり補佐するという制度があります。
まぁこれが「百合」要素を形作っています。
実際のところ、これだけの作品なら自分はこの一期だけ見て先は見ませんでしたが、ある要素の片鱗を見て先を見る気がおきました。
それは「世代の受け継ぎ」の要素です。この要素が出る度に言ってますが、これをうまく使えている作品はどれも面白いという自分の中での確信があります^^;
ですので皆さん、「マリア様がみてる」を見ようと考えたのなら、覚悟して4期まで見ることをおすすめします。
幸い全て13話以下なのでそこまで負担にはならないと思います。