退会済のユーザー さんの感想・評価
4.5
物語 : 4.5
作画 : 4.5
声優 : 4.5
音楽 : 4.5
キャラ : 4.5
状態:観終わった
メリークリスマス、Mr.ホームレス(せんメリ)
冬。都会のゴミ捨て場で赤子を拾ったホームレスらの物語。/感想 {netabare}「冬の路上生活はキツいだろwwwwwwwwwッッッッッッっっw」と思った。笑い事では無い。公衆便所で凍死するヤツも出るくらいだから、彼らにとっては地獄の季節であろう。かつて会社を辞める際「ホームレスは二日やったら辞められないって言うぜ…?」との意味深なコメントを、けっこう上の役職の人より頂戴したことがあった。オレへの皮肉であろう。大人げねえヤロウだ。しかし仮に「帰る家がある」としたなら、何時でもホームレスを辞められるような気もする。帰る家があるのにホームレスを辞められないとしたら、何かしら帰れない事情があるか、もしくは、ホームレス生活にもそれなりのメリットがあるってことなんだろう。ホームレスを辞められない理由として、条件が揃わないが為に職にありつけない、故にカネ無し家無し仕事無し、致し方無しとかだったら話は別だが。まーともかく、冬の路上生活は絶対にキツいはずだ。今サンが仰っていたことだが、ホームレスにとって冬の寒さは死に直結する深刻な問題なんだそうだ。だから作中のキャラも重ね着をしまくっているとのこと。納得である。ヒートテ○クとか抜かしてる場合ではない。マジメな話、そういった状況下で生きるニンゲンが、ゴミ捨て場で赤ん坊を見つけたらどうなるんだろーなー。この状況設定の段階からして面白い。よー、アンタならどうする? 1.{netabare}食べちゃう{/netabare} 2.{netabare}ケー殺に届ける{/netabare} 3.{netabare}無視{/netabare} 4.その他 ここで「自分で育てる」とか「親を捜す」とかトチ狂ったことを言い出しちまうんだから驚きである。しかも勝手に命名。この異常さがあってこそ娯楽だ。そういうワケで、{/netabare}なかなか良質なファンタジー作品であった。