jethro さんの感想・評価
1.6
物語 : 1.0
作画 : 2.0
声優 : 1.0
音楽 : 3.0
キャラ : 1.0
状態:観終わった
厳しいです。
疲れました。
あらすじ省略
テーマの明確さがない
そもそものテーマは何なのか?
物語の核ともなる「殺生石」は
「己の本能に働きかけ望む全てをかなえる」と説明があるが
この解釈そのものが物語全てに矛盾を生んでしまっており
「殺生石」登場以降、物語自体が自己崩壊してしまっている
この解釈だと鍛錬を重ねた 黄泉(よみ) にとって
この石は逆に正義の剣にも勝る武器になるはずです。
それは、例えメンタル面で多少劣るとはいえ 冥(めい)にあってもそうあるべきです。
退魔師という通常では考えられないような精神鍛錬がなされた者なのですから
封印処理がなされているか否かという解説では明らかに説明不足です。
そして大量殺害のシーン
全くの「意味のない殺し」となってしまっている
破綻している・・・
ですから、この石の扱いはハッキリと「邪悪なもの」とすべきです。
そして極め付けが冥(めい)の犯罪捜査のずさんさです。
携帯でメッセージが打てるなら
もっと明確に事件の全貌を聞き出すことができたはずだし
それに対する対策も考えられたはず
生半可にも回復後、神楽(かぐら)とのコミュニケーションを取らせたいが為に
携帯文字が打てるシーンを導入したがためにブチ壊しです。
もどりますがテーマは何?
アクションと大量殺害とかなんでしょうか?
愛?
愛しているんだったら「恨み」を打ち晴らすぐらいの
力強い「信頼」「友情」を描きましょう「諦め」などもってのほかです。
目の前で仲間が殺されようとしている、しかも自分の愛する許嫁に・・・
ボーっと見て「何もできなかった」はアウトでしょ
この場合やるべきことはただ一つ「自分が身を呈して許嫁の刃を受ける」でしょ
自分の父親が、親友に殺されかかっている・・・
何もしないのはやっぱりアウトでしょ
親友を殺さないまでもやるべきことはやらねば
「未熟」「メンタルが弱い」ではいかにも押しが弱いではないですか
本作で唯一評価できる点は、トリッキーな1話です。
一体これから何が始まるのかという超絶なる期待感、そして驚愕のオチ
邪悪なる存在の蝶々の少年との壮絶な戦いが!!!・・・・・・
どこいった?