kiar さんの感想・評価
5.0
物語 : 5.0
作画 : 5.0
声優 : 5.0
音楽 : 5.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
とても満足しました
今振り返ると、これ2期になってから激動の展開ですね。この作品が、深夜アニメ系の作品を見出したきっかけになったので、とにかく驚きの展開の連続で、とても楽しく筋を追いかけました。
黒猫のジャージ姿のギャップにやられ、バジーナの素顔にやられ、あやせのツンデレぶりにやられ、そしてそして、ラスボスとの壮絶バトルの展開にやられまくりました。いや、何よりも、ネット配信にならざるを得ない京介と桐乃の超展開にびっくりしまくりでした。
そういえば、裁判にもなってたなとうっすら記憶にありますが、熱狂的なファンがつくのもわかる気がします。amazonなどのレビューを見ると、最後の超展開に批判的な人が9割方という感じなのですね。こんなこと考えてもしゃあないのになぁと思いながらも、私自身も何が良い結末だったのだろうと考えてしまいます。
いろんな意見を見たりしながら私が思う結論は、この結末で良し、です。
京介が出会った様々な女のことに対する好意よりも、妹の桐乃を想う気持ち(これは単純な恋愛感情だけではなく、人間存在として大切にしたいという気持ちのようなもの)が強い、ということは十分にありえると感じたからです。
桐乃のことを一番大事に思うのであれば、彼女の気持ちに応えるとともに、普通の兄妹に戻って、その社会性を担保するという選択こそがベターだと思うのです。京介がどこまで論理的に考え、どれだけ割り切れて整理できていたかはわかりませんが、このような方向性からあの結末になったと思いました。
もちろん、その後も長い人生は続いていくでしょうが、彼らが(特に京介が)学生時代の終わりを前にしたときに、くいがないように想いを成就させておけば、自分たちの成長とともに、お互いへの気持ちを(変な表現ですが)健全なものに昇華させていくことも可能なのではと、思いたいのです。 仮想世界の中でですが、彼らが大人になる中で、それぞれが大事な人と出会い、普通の兄弟として良い関係を結んでいることが出来ていればいいなぁと思ってしまいました。
…恥ずかしながら長々と語りました。