U-tantan-U さんの感想・評価
4.0
物語 : 4.0
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 3.5
キャラ : 4.5
状態:観終わった
うっうーうっうーYeah! くせになります。
名前と掴みに良い意味でだまされた作品です。
というのもちょびっツという名前は子供向けのストーリー性のないイメージを連想していましたし、見始めてからの序盤のつくりから一辺倒に進むつくりかと思っていたら、意外とストーリー性のある、しかも純愛物ということで、意表をつかれ、見進めていきましたが、よく作られた作品だったと思います。
ストーリーは主人公秀樹が、捨てられているちぃ<パソコンの女の子>を拾ったことにより始まる。そして、物語はこの主人公秀樹と、パソコンであるちぃの純愛を描いたものとなっています。
まずこのちぃがものすごく可愛らしい。ジャケ画を見てもらっても分かると思いますが、容姿だけではありません。声やしぐさまで可愛くすごく癒されます^^
序盤から少しサービス的なコメディは挟まれるものの、その後は怖いくらいに一途でピュアな二人の純愛が進んでいきます....が、実は私はここらへんで一度断念しました。別に単調とまではいかないのですが、盛り上がりに欠けていたと思ってやめてしまいました。しかし、なにがきっかけか忘れましたが、もう一度見始めて最後まで行った際には、ちゃんと見直してよかったと思えました。
どういった風に人間と機械の間で恋愛が成り立つのかを上手く描いていたので、意外と違和感無くすんなりと物語に入ることが出来ると思います。
終盤に明らかになるちぃの誕生の秘密、なぜちぃは捨てられていたのか...から秀樹との行方まで、終盤の盛り上がりは見事でした。
そしてレビューのタイトルはOPの出だしなのですが、めちゃくちゃ可愛い曲ですごく耳に残ります。作品の感じにもマッチしているので、ここで惹きこまれた部分もあるかもしれません^^聞いてみてください♪
この作品の裏テーマとして、パソコン依存や外に出れない、対人コミニュケーション能力の欠如などの事象に対して警鐘を鳴らしている節もあるので、そこに目を向けるのもいいかもしれません。
物足りなさを感じる部分もありましたが、ただの萌えアニメではないという点でなかなかでしたし、十分評価できるアニメだったと思います。9年前のものですし^^それにしては映像はともかく、色褪せてないような気がします^^
一度ちぃの可愛さに癒されピュアな気持ちを取り戻してみてください^^