AKIRA さんの感想・評価
3.7
物語 : 3.5
作画 : 4.5
声優 : 3.5
音楽 : 3.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
フランスでの一人の少女の物語
同じ佐藤監督が手がけた癒し系アニメの偉大なる先輩、ARIAの域にどこまで迫れるか、といったところです。
この作品では、よりいっそう主人公を可愛く描くことに意を注いでいるのが判ります。
湯音は13歳という設定ですが、もっとずっと小さく見えますね
この作品は観ていてとても綺麗です。
特に湯音の着物がじつに綺麗で、パリの下町商店街やクロードの工房のくすんだ色彩を背景に、艶やかな色彩が見事に引き立っています。
専門のデザイナーを付けて回毎に着物の柄を変えている(らしいです)のも、湯音の着物がいかにビジュアル上の重要ポイントとされているかが判ります
ストーリーとしてはフランスの街角に小さな日本人少女がたった一人という設定は、やはり不自然で観ていて不安を覚えてしまいます。
その不自然な状況を成り立たせるためにはもうすこし描写が必要なのではないかと。