jethro さんの感想・評価
2.9
物語 : 1.0
作画 : 4.5
声優 : 3.0
音楽 : 3.0
キャラ : 3.0
状態:観終わった
テーマが見えない
鈴原 泉水子(すずはら いずみこ)は中学3年生
人里離れた神社に暮らし、田舎の中学に通う内向的な少女だ
触れた電子機器を壊してしまうという特異体質であり
その能力は本人の意思とは関係なく大きくなりつつあった
陰陽師、付喪神、巫女などを学園物にミックスした一風変わった青春アニメ
クオリティには定評のあるP.A.WORKS制作
さすがのクオリティですが、少々表情が硬いのが気になりました。
全体の雰囲気を大切にしている様子で
その雰囲気を壊さないためなら物語の展開も急がないといった感じ
タイトルのレッドデータガールの説明に関しては辞書的な説明はあるが
作品の雰囲気とはミスマッチ、ギャップ的な良さも感じません
タイトル損している感じがします。
大きな物語の流れは「緋色の欠片」というアニメと全く同じで
巫女の覚醒と憑依が事件を解決に導くといったもの
比較すべきものではないが
両社ともヒロインの女の子に対し、相手の男が、とてもイジ悪なのが共通しており
そこが一番のBADテイストとも言える
いじめられっ子がいじめっ子を好きになるという構図を描きたいのだろうが
なぜか、「好きになる」プロセスが、いまいちハッキリせず
女の子側は手放しに、そこそこ思いを寄せ続けるという流れが理解できません
こういう流れは、女子であれば受け入れる事が出来るのだろうか?・・・
ボディガードやヘリの出動など、結構な組織のプロテクトがあるようにみえて
表立たないにしても、役立たずなのが、かなり中途半端
物語の中核は泉水子の覚醒と「姫神」という付喪神の憑依だが
それが一体何を指し示しているのかが不明
そのため、どのようなテーマなのかが解らない
故に歯がゆい・・・
単に、泉水子と相楽くんの恋話見てればいいのでしょうか?
原作最終巻まで残り1巻だったらしいが・・・
その最終巻を読めばテーマが理解できたのでしょうか?
やっぱ、この独特な雰囲気さえ味わえれば良かったのかなぁ