「ガールズ&パンツァー(TVアニメ動画)」

総合得点
88.3
感想・評価
3203
棚に入れた
14087
ランキング
119
★★★★☆ 4.0 (3203)
物語
4.0
作画
4.1
声優
3.9
音楽
3.9
キャラ
4.0

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ネタバレ

xxすみすxx さんの感想・評価

★★★★★ 4.6
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 3.5 音楽 : 5.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

文句なしの名作

ファンである水島努監督の初となるオリジナルアニメということで期待して視聴。

■物語
”美少女×戦車”というアクの強すぎる題材なので「弱小校が鍛錬して競合相手に勝つ」というスポ根ものの王道なストーリー展開が丁度よく感じた。

■キャラクター
登場人物の多い作品は、主人公チームを取り巻くメンツが「名のあるモブ」程度の出番しか与えられないことが多いが、どのキャラも活躍の場が与えられ、主人公たちとともに成長していく姿が描かれている。

■作画・音楽
フルCGで描かれた戦車の動きは圧巻。「迫力を増すため、戦車の移動速度をわざと速くしている」という演出により、ただ走っているだけのシーンでも躍動感が存分に味わえる。
また、ステレオ音声にサブウーファーの低音成分を加え、重低音を強調した「センシャラウンド方式(スタッフ命名)」を採用したことにより、履帯の音や砲撃音が耳だけでなく全身で味わえる。

■その他
「初回にしてはツカミが弱いかなぁ。でも戦車も出てきたしこれから面白くなり・・・なん、だと・・・?」
誰もがこうなったであろうあの1話ラスト。
改めて見返してみると、住宅街なのにカモメが鳴いていたり、学食でのみほのメニューが海鮮丼だったりと伏線があったことに気付く。

また、監督のあまりのこだわりっぷりに通常放送の枠では製作が間に合わず、5.5話、10.5話と2度も総集編を挟んで放送終了。その3ヶ月後に11、12話を放送するという異例の事態。
3ヶ月の空白、そして監督の「期待してください」という発言によって極限まで上がったハードル。

3ヶ月後。極限まで高められた完成度によってハードルはいともたやすく飛び越えられ、砲撃によって爆発四散した。

■総合
視聴者、製作陣、そして舞台となった茨城県大洗町。
すべてに愛された作品であろう。

投稿 : 2014/01/03
閲覧 : 171
サンキュー:

5

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