りんのす さんの感想・評価
3.4
物語 : 3.5
作画 : 3.5
声優 : 3.0
音楽 : 3.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
タイトルなし
2003年版と比較した評価になっている。
声優は2003版の方が上手いと感じるが、総入れ替えでないこともあり全64話見れば違和感や、不満は無くなる程度だった。
物語も原作に沿って進むためか、前作よりすんなりと楽しめる。(前作はオリジナル展開の為かラストが納得いかなかった)
しかし、今作FAは盛り上がるところでの演出が下手なのか、余韻を持たせていない為か、キャラクターが死んだり、悲痛な場面であっても、よく言えばテンポがいいというのかもしれないが、悪く言えば視聴者に感情移入させる暇をほとんど与えずにどんどん進んでしまうところがあり、もっと盛り上がれる、楽しめる要素があるのに惜しいと感じた。
また、後半は前半のテンポの良い物語展開と比べると停滞していると感じるところもあり、進行のバランスが上手くとられていないようにも感じてしまった。
ラストに向かうにつれご都合展開が酷かったのも残念な点。
ともあれ、{netabare}ヒューズの葬儀での大佐の涙や、真理の扉でアルに出会う場面は印象深く、ところどころで見所もありラストも上手くまとめた方だと思う。{/netabare}
妹でヴァイオリニストの真理子さんの名前を知っている人が多いと思うが、音楽は千住明。
音楽単体で聞けば良い曲かもしれないが、作品、場面にあった曲かと聴かれればマッチしていたとは思えない。OPED補正で3.0の評価。