ほったっる さんの感想・評価
3.1
物語 : 2.0
作画 : 2.5
声優 : 5.0
音楽 : 3.5
キャラ : 2.5
状態:観終わった
豪華な顔ぶれに安い設定
全13話のゲームが原作のアニメだそうな。
入学するだけで鼻が高い、超高校級の高校生が集う希望ヶ峰学園に入学した生徒が、突如学園内に閉じ込められ、誰にもばれずに仲間を殺すことで出られるようになるというお話。
殺人事件が起きるたびに、学級裁判を行い、犯人を当てていくというちょいグロもありのミステリーアニメです。
まずは声優からですね。
何と言っても某猫型ロボットが白黒の熊になって帰ってきたというところが特筆すべきことでしょう。
脇を固める声優も、今のアニメ界を代表する声優たちばかりで豪華絢爛な顔ぶれとなっております。
原作がゲームということで、アニメもゲーム画面を見ているかのように進んでいきます。
私には他人がゲームをしている画面を見ているようで、正直あまり気に入りませんでした。
作画についても、個人的にはキャラデザインがあまり好きじゃなかったです。某スタンドサッカーのキャラデザに似ているなと勝手に思いました。(某スタンドサッカーについても良く知りませんが・・・勝手言ってすいません)
ただ本編で「おしおき」なる場面が出てきますが、そこでの演出はとても良かったと思います。私が個人的に好きな劇団イヌカレーやシャフト演出を思わせるようでした。
それで、肝心の物語の内容ですが・・・
どーにも安っぽい設定が多かったように思います。
話しの初めこそ度肝を抜かれるよう話もありました。
{netabare}特に、割と初めの方でいかにもなヒロイン候補が殺されるのは驚かされました。{/netabare}
肝心の謎解きについても、この手のアニメ(あるいはゲーム)にありがちな謎の解き方ばかりだったように思えます。
「なんで君はそのことを知っているんだい?」的な、失言を揚げ足にとり、そこから解答へと導かれる、というのが私の一番嫌いなパターンなのですが、それもチラホラ。
実際に何件かは推理可能でした。
氷菓の場合は当たっていても、動機が詳細に描写されているので良いのですが、ここで起きる事件の動機はどーにも薄い。
超高校級と言う突飛な設定を各キャラにおいている割には、動機が至ってありがち。むしろありがちすぎて「ありえない」ような動機とも言えます。
事件についての動機に限らず、主人公の性格に共感を得られませんでした。
あのような極限状態で、あそこまで自らの意思をぶれずにもてるというのはどーにも1人の人間として最後まで共感できませんでした。
{netabare}まぁそれが彼の超高校級なのですが・・・ {/netabare}
それで最大の謎が明らかになった時の落胆感はすごかったです。洋画のB級感は否めないですかね。
{netabare}記憶喪失やら
世界崩壊やら
もう突飛過ぎて、失笑してしまいました。
男キャラ(誰か忘れた)「どうやって俺らを記憶喪失にしたんだ!?」
きりぎり「今、そんなことは重要じゃないわ」
私「いや、重要だろ!」
とあまりにも突飛なので、思わず一人でツッコんじゃいました。
{/netabare}
実際にゲームでプレイする分には面白いかもしれません。
あほみたいに難解な謎解きをするわけでもないので。
アニメとして視聴する、つまりいきなりTRUE ROUTEのゲーム画面を見せられる方は、ただただ受動的ですので、ひねりもなく淡々と進められていくように思えました。
音楽についてはあまり印象に残っていません。
EDは飛ばしていました。OPは最初の場面を見逃さないために見ていたという感じでした。
まぁ朝日奈ちゃんがかわいかったから良しとするか。
=====○)д`);.・;゛;ブッ