あるます(弟) さんの感想・評価
3.2
物語 : 2.0
作画 : 5.0
声優 : 5.0
音楽 : 1.0
キャラ : 3.0
状態:観終わった
半世紀前の原作のほうがはるかに面白かった
松本零士先生の作品はこの作品と銀河鉄道999しか読んでいない状況で観ました。
原作では中盤まで敵の正体が組織の名前が出てくるだけではっきりせず、それが不気味さを醸し出して作品全体に緊張感を与えていたように思います。
ところがアニメでは冒頭から敵の組織の全体像がはっきりと示され、しかも、その親玉が情婦とベッドの上でよろしくやっているという極めて下品な展開で幕開けし、たいへん興ざめさせられました!
この展開のグダグダ感は作品の終盤まで続き、結局、別作品(宇宙空母ブルーノア)のような展開で幕を閉じます。
声優の方々の渾身の演技、作画を担当しているスタッフの方々の渾身の努力が、間の抜けた設定と脚本で台無しになりました。
ほんとうにあんまりな作品です。