宵の明星 さんの感想・評価
4.9
物語 : 4.5
作画 : 5.0
声優 : 5.0
音楽 : 5.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
劇場版(前編・後編)に続く物語。予想はしていたけれど、予想できなかった展開
数回見ました!もう後悔なんてしない!(一般の平均よりは見ています 照)
映画でリピート鑑賞したことなど今までにない経験だったので、自分自身もびっくりしています。
劇場だとお金が飛びますね 笑
グッズもすぐに売切れるなど争奪戦だったようですが、これだけの人が見に来ている!ということを感じ取れるだけでも嬉しく思いながら通っていました。
これから初めて鑑賞する人は少ないかもしれませんが、劇場で誰かと見る場合「すでにまどマギを視聴した経験のある人」との鑑賞をオススメします。
世界観を理解できる人、あるいは前提の知識がある人でないと受け入れにくい部分もあると思います。(お互いが楽しい時間を過ごすためにという意味で☆)
私のように繰り返し鑑賞する人が一定数いる理由はなんと言っても「クリエイト力」だと思います。
ストーリー展開はそれはもう衝撃的ですが、一回目以降も楽しむことができるまどマギという作品の凄みは細かな設定や小ネタ、世界観にあると思います。ヨーロッパを中心とした美術・演劇などの要素を含めているため映像芸術を見ている気分になれます。
それらの作りこみについては既にいろいろな方が考察されており、ネタバレになるのであえて突っ込みはしませんが、私は考察が好きなので、いろいろな意見や情報をもとに何度も新しい発見をしながらのチェックを楽しんでいました。
「もしかしたら」とか「~だったら」といった可能性を膨らませたり、シャフト特有のカットの意味を頭で整理してみたり、サブリミナル(一瞬だけ写す映像効果)に注意を払ってみたり…。(他の方は魔女文字の解読などもされていました。)
本来受身で終わる映画鑑賞ですが、疲れるほどに追求したくなる!それがまどマギのすばらしいところだと真に思います。
詰め込んでは削りを繰り返し、ひとつの作品ができるのに数年の歳月を要しています…(他の作品を含め)
密度の高いこのような作品であれば「日本のアニメって凄い!」と感じてもらえることは間違いないです!
気になっている人は是非、劇場で「多くの人の支持がある」ことを感じながら見て欲しいと思っています!!
パンフレットにもありましたが「視聴者も含めてみんなで作り上げてきた」作品であったからこそ、多角的な見方ができるのだと今回は特に強く感じ取りました。
好きなキャラクターがいる場合、その子の心情について思いを巡らし、結末について良悪を自問自答をして欲しいと思いながらレビューを書かせていただきました。
心構えがあっても一度目は衝撃で放心し、二度目はこうなってしまった現実を受け止め、三度目以降は経緯を理解していく。
そんな風に楽しんでもらえると見終えたあとで確信しています。
序盤の恥ずかしさの先にあるものはあなたにとってどんなものになる(なった)でしょうか。
ぜひ鑑賞をしてみてください☆