ローズ さんの感想・評価
3.8
物語 : 4.0
作画 : 3.5
声優 : 3.5
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
ゴールデンタイム
イギリスにホームステイした事がある大宮忍(おおみや しのぶ)。
友人の小路綾(こみち あや)、猪熊陽子(いのくま ようこ)と同じ高校へと進学した所、ホームステイしていた家の娘であるアリス・カータレットが留学してくる。
アリスの幼馴染である九条カレン(くじょう かれん)を加えた5人の楽しい日常を描いた作品。
外国(欧米)に憧れている忍と日本文化大好きのアリスとの好みの違いは対極的。
自分に足りない物に憧れる事は珍しくありませんが、本作品の両者は度を越しているかな。
「ハロー。」だけで外国(ホームステイ)に飛び込んでいく勇気は凄いと感心してしまいます。
アリスの両親が日本語ペラペラなのは違和感があります。
(常識で考えると無理があると分かっています^^;)
イギリスでもイングランド・スコットランド・ウェールズ・北アイルランド・その他があるので、場所をハッキリさせてもらいたいと思うのは自分だけでしょうか?^^;
……などと、本作品に疑問はこの位にしておきます。
それらを補って余りあるぐらい面白い内容です。
ゆる~いコメディーが続く内容です。
作品に安心感や安定感があるので眠くなるのかな。
集中していないと眠気に襲われるような感じでしょうか^^;
(悪い意味ではなく良い意味です^^)
作品の雰囲気としては『ゆゆ式』、ボケとツッコミの回転数は『キルミーベイベー』と似ている感じがします。
優しい内容のボケとツッコミがテンポよく繰り出されます。
観ているだけで癒されるような……やはり眠くなりますねw
忍のアリスやカレンに対する好意、アリスの忍に対する好意、綾の陽子に対する好意はすぐに分かります。
それらを使って、憧れの対象に対する嫉妬や照れ隠しなどを上手く笑いに取り込んでいます。
天然ボケの忍は別格な感じがしますがw
登場人物は高校生らしいのですが、自分には小学生にしか見えないです。
アリスの見た目の幼児性が周りの人物に影響を及ぼしているのでしょうか。
椅子に座る時に「どっこいしょ。」と言ってしまう忍の精神年齢は例外ですけれどね^^;
学生にとって将来はモザイクのような物で将来が見えにくいかもしれませんが、
この作中の登場人物の未来は金色に輝いているように思います。
若くて将来有望な人達は眩しいです^^
ED曲の出来も秀逸。
古き良き時代のアメリカを思い起こすようなウッドベースとホーンセクションを使った曲でした。
(UKじゃないのはツッコミを入れてもいいのかな^^;)
最近の流行を追いかけている感じがしないのもプラスポイントでしょうか。
精神的疲労回復に適した安定感抜群の日常系作品でした。
【追記】
ユニオンジャックのパーカーが欲しくなりました^^