もぐりん。 さんの感想・評価
4.7
物語 : 5.0
作画 : 5.0
声優 : 4.5
音楽 : 4.5
キャラ : 4.5
状態:観終わった
素晴らしい出来!これぞ冒険活劇ww
監督・脚本・原作:吉浦康裕さん 製作:アスミック・エース
劇場にて視聴
監督が、ボクのお気に入りにの棚にも入っている「イヴの時間」の吉浦さん
だったので、新作であるこの作品も期待を持って視聴してきました
遠い昔、重力をエネルギーに変換する実験で重力の作用が反対(サカサマ)に
なってしまい、地上の物体が住人も含めて空に向かって落ちていってしまう
事故があり、事故後残った人類が創造した都市、「アイガ」が主な舞台で
そこに住む学生「エイジ」がこの作品の主人公。
そして、サカサマな重力に抗い地下に住むことを選んで、長い間地下に
住んでいて地上とは交流を絶った民族の長の娘、「パテマ」がヒロインで
もう1人の主人公。
地上の人間も、地下の人間も認識することなく、お互いが昔話のように存在
するらしいと受け継がれる程度になってしまった世界のお話。
パテマは廃墟となった地下の跡地を探索中、謎の人物に襲われ大きな縦穴の
下に落ちてしまうところから物語は始まります・・・
一方、エイジは立ち入りを規制された区域に寝そべって空を見ていると、
何かが下から上ってきました・・ いや、落ちてきたんですね(笑)
何か?と近寄ると、そこには1人の少女がサカサマになって混乱しています。
エイジはパテマと名乗る少女を小屋へ連れて行き匿うことにします。
その後、地下に住む人々に嫌悪感を持っているアイガの独裁者イザムラが
地下住人を一掃するために地上に来たパテマを狙いますが・・・・
この辺りから画面が度々反転して文字通り上下サカサマになって、エイジ
視点からパテマ視点へと切り替えて物語が進行するため、各キャラの気持ち
が良く理解できて臨場感がぱないです!! エイジ視点だとサカサマな
パテマは普通に見れますが、パテマ視点だと足元に空しかなく、無限の青に
吸い込まれそうで本当に怖い!上下反転するだけの視覚変化で双方の心理状態を
同時に実感させるとは新しい感覚でした(´▽`)
上下さまさまになるだけで、これだけ世界が広がるのかと驚きです!!
素晴らしい演出!!、作画も非常に精細でCGの違和感もありません。
キャラデザは柔らかいイメージで表情も豊かで好印象ですww
物語の起伏も適度に有り、良く練りこまれていて世界観に引き込まれました!!
これぞエンターテイメント! 冒険活劇!!ってやつでしょう、テンポも良く
一時も目が離せませんでした!!
ただ、良く分からないところも若干あって、それは地上の上、地下の下の景色に
違和感がありました、理解不足のところも多々あるため出来ればもう一度
見たい作品ですね(´▽`)
それを差し引いても素晴らしい出来の作品でした! 出来れば劇場でご覧頂きたい!
全ての方におススメできますよ(^-^)
※:視聴後忘れる前の覚書なので、後日書き直しか加筆の可能性アリです(;^_^A