りんのす さんの感想・評価
3.4
物語 : 3.5
作画 : 3.5
声優 : 3.0
音楽 : 3.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
王道少女マンガ
原作は王道で読者を「きゅんきゅん」させる作品。
いわゆる中高生(小学高学年も)に支持される作品で、この作品と同時期に私の周りで流行っていた漫画は「君に届け」「僕妹」「僕の初恋」「高校デビュー」「僕等がいた」「蜜蜜」「乙男」「スイッチガール」「ホスト部」だったと記憶している。
それらと比べて遜色なくきゅんきゅんを与えてくれるいわゆる中高生向け王道少女マンガ。
だからだと思うが、今見ると以前感じた「最高にきゅんきゅんする~~~!」という荒ぶり方が出来なくなってしまった。
充分萌えるのだが良くも悪くも学生時代が一番楽しめる作品だと思う。
少女マンガと言っても男子も楽しめるものも昨今多いが、これは女子向けだと思う。メイドさんだけど。。
何でも努力してどうにかしてしまうがどこか抜けている頑張り屋の美咲は「S.A.」の光とかぶり、クールに何でもこなす碓氷も同作の彗と被る。しかし周り、特に三馬鹿がいい味をだし、美咲と碓氷、二人の簡単に言えばツンデレ(?)な態度と世界観が「S.A.」との違いを際立たせている。
もう少し説明するのなら「S.A.」は学校生活メインだが、こちらはバイトメインにいろいろな要素をちりばめているし、恋愛的にはこちらの方が描写が多い様に感じる。
現実に居そうだけど、絶対にいない人並みはずれている美咲と碓氷という登場人物に、平凡なのにキャラ立ちがしっかりしている周りが添えられることによって作品に彩がでている。
!超ネタバレ!
!注意!
最終話は {netabare}思ったとおりのキスFin.だったので{/netabare}充分にきゅんとしたが先の読める最後で少し残念だった。