Lovin さんの感想・評価
4.1
物語 : 4.5
作画 : 3.5
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.5
状態：観終わった
見た感じ
■概要{netabare}
原作：雪乃紗衣（角川ビーンズ文庫）
監督：宍戸淳
シリーズ構成：吉田玲子
キャラクター原案：由羅カイリ
キャラクタデザイン：大島美和
制作：マッドハウス
話数；２クール全２６話
ＯＰ：「はじまりの風」
ｂｙ 平原綾香
ＥＤ：「最高の片想い」
ｂｙ タイナカサチ
{/netabare}
■視聴前
・印象：★★★★
・１期が面白かったので期待大
■感想
・印象：★★★★☆
・原作ライトノベルは未読でレンタルＤＶＤを視聴
本作品は、１期にて紆余曲折を経てやっとの思いで至ったスタートラインから、更に経験を重ねながら成長し幾つかの案件を同時進行で解決していく展開となる。清廉潔白で真面目な主人公は、稚拙な表現だが世間の荒波や前作に登場したラスボスの影が見え隠れするなど、挫折や苦悩を繰り返しながら結果的に大きな事柄を成し遂げる。
序盤から中盤は主人公の周囲に居る複数のキャラの個人的な問題に関わるエピソードが多くなっている。終盤は、あるキャラ（主人公に対して一方的に好意を持っている）の周囲のキャラのお家騒動が中心で、そのあるキャラの登場が多い印象が強く、主人公はどちらかといえば傍観者の立場に近いと思った。
本作も前作同様に、新キャラも含めイケメンは多数登場する。しかし主人公が挑む事案が大きくなるに連れイケメンか否かに関わらず絡むキャラが多くなっており、正に老若男女それぞれのキャラが物語の上でそれなりの重要な位置を占めている。そして前作同様、登場する女性達はモブに至るまで懐が深く精神的に逞しい。
なお本作品は前作から続く物語の為、そちらを先に見ておかなければ設定は理解し難いだろう。また後半で微グロと言えなくもない表現（所謂Nice boat）が一瞬だけ含まれており、そういた表現を全く受け付けない方にはお奨めできないが、前作を見てよい印象を持った方には是非お奨めしたい作品だ。
Wikipediaの原作小説のページにはあらすじと結末が書いており未視聴の方は注意が必要だが、アニメ完結後の物語も描かれているようだ。普段本を読まない私だが、それを読んでもなお原作小説を読んでみたくなるほど興味を引かれる作品だった。
■類似作品
前作を参照
■蛇足：{netabare}
Nice Boatのシーンに関しては何度も見ているのに何気なく流していた。
実際グロい表現など無いが、豚の腹を割いたり状況的には近いものはある。
{/netabare}
