paris2012 さんの感想・評価
2.6
物語 : 1.0
作画 : 5.0
声優 : 3.5
音楽 : 2.0
キャラ : 1.5
状態:今観てる
幼稚な設定と壮大の舞台な上で広げられるどうでもいい人情話にゲンナリ。
【良い点】
背景画、作画はTVアニメもここまで来たかと思えるほど美しい。特に一話の最初は力が入ってる。
【悪い点】
ストーリー。プロット。講談社のマガジン系列の連載と聞いたので、ある一定のレベルは期待していたが、これはひどい。バクマンで学生が漫画家デビューする設定があったが、まるで小学生漫画家によって作られたような作品。よくストーリーを酷評すると「だったらお前に書けるのか?!」というツッコミがあるが、はっきりいって「はい、書けます。」と断言できる。おそらく、ここの論客さんの10人中7人はこれよりまともなものが書けると思う。一話目から、犬が野生化して狼になるとか、自衛隊の上司の命令を無視した挙句、上司の頭に銃口おしつけて逆切れするのに全くお咎めなしなど奇妙な描写の連続。後に、B2爆撃機が出てきたと思えば(しかも離陸や着陸における物理法則は無視)、たまたま近くで見つけた携帯砲で車で追って墜落させるとか、しかもそのB2と同じ速度で群れるでかいカラスがいるとか、これはわざとやってるのか?そういうツッコミを楽しむ作品なのか?そうとすれば、誰も楽しめないと思う。
そういうおかしな点をおいといて、物語の中心線をみても、アキラを思い出させる壮大な舞台を出しといて、いきなり刑務所からでてきた夫婦の再婚や連れ子の人情話みたいなものが話の中心となるという、奇妙なストーリーで、しかもそれが陳腐で面白くもなんとももない。
ただし他の方がいわれるように、主人公の大阪弁にはそれほど気にならなかった。それ以前の問題が大きすぎるので。というより、キャラが立ってないので印象に残るのが大阪弁ぐらいしかないので、批判がそこに集中するんだろう。
【総合評価】
ストーリーはとても悪い。最悪とは思えない。不快になるような描写はなかったし。ただ極めて幼稚なだけ。作画は最高で、中間の普通。