Ssoul30 さんの感想・評価
4.5
物語 : 4.5
作画 : 4.0
声優 : 4.5
音楽 : 4.5
キャラ : 5.0
状態:観終わった
たとえ神様が捨てた世界だろうと世界は美しい。
この作品の世界観
神様は月曜日に世界を作った。
神様は火曜日に整頓と混沌を極めた。
神様は水曜日に細々とした数値をいじくった。
神様は木曜日に時間が流れるのを許した。
神様は金曜日に世の隅々まで見た。
神様は土曜日に休んだ。
神様は日曜日に・・・
世界を捨てた。
ストーリー
主人公のアイ・アスティンは谷間の村で暮らす12歳の少女でした。彼女は毎日墓守、死者へ安らぎを与える職業として村人全員分の墓を掘っていました。平和に暮らしていたアイの村にある日謎の青年が現れました。彼の名は人食い玩具(ハンプニー・ハンバート)。
村を襲い、村を崩壊させた人物。
これは神様が捨てた世界を救う旅をする少女の物語です。
私の感想。
奇妙な世界観ではじめはまったく理解できず戸惑っていましたが、最終的には何度も感動されてもらいました。この作品を見ていると本当にこの世界は美しいものだと思いました。なぜならこの作品の背景の描き方は本当に美しかったです。この作品の背景だけプリントアウトして部屋の壁紙にしたいと本気で思いました。まあ、そんな事をしてしまったら後々めんどくさい事になってしまうので、やめましたけど。(一度は本気でやろうとした。)
そして、この作品の魅力は面白い世界観だけではありません。この作品の絶妙なキャラクターデザインは本当に感動詞しました。この作品のキャラクターデザインはどのキャラクターも幼い感じになっていますが、そのおかげで胡散臭いおっさんも可愛く感じられいます。
オープニング
「Birth」
なんと言うか一言で説明するのはとても難しいオープニングです。非常にキャラクターの説明がよく、それぞれのキャラクターの個性、そして暗い感情を非常に良く表現しているのです。しかし、このオープニングはすべての話しのネタバレが少なからず含まれています。アニメをたくさん見ている人には感づかれてしまうかもしれませんが、それほど見ていない人にはわからないと思います。この作品を最後まで見た人にしか理解できない謎の感動もこのオープニングには含まれています。なんと言うか、かなり奥が深いオープニングです。
エンディング
「終わらないメロディーを歌いだしました。」
感動しました。基本的この作品の内容がかなり感動的でそのおかげでこのエンディングも感動的になっているのですが、曲自体もおっとりした感動的な曲で非常に心を癒されました。曲と同時に流れる画像は原作のイラストレーターの茨乃さんが描いたキャラクターたちがどんどん出てきます。かなり個性的なキャラクターなので感激しました。