「進撃の巨人(TVアニメ動画)」

総合得点
90.9
感想・評価
6404
棚に入れた
28967
ランキング
45
★★★★★ 4.2 (6404)
物語
4.3
作画
4.2
声優
4.1
音楽
4.2
キャラ
4.1

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ネタバレ

はなび@虹色 さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

絶望に打ちのめされながらも、絶望に立ち向かう!

私なりに考えてみた、「進撃の巨人」を楽しむための見どころ

・「迫る巨人の恐怖、閉鎖された世界の絶望感」
・「絶望に打ちのめされながらも、絶望に立ち向かう!」
・「空中を疾走しているかのような、立体機動装置のスピード感」

そして、極めて個人的ですが・・・、
・「サシャさん萌え!」

総評としての感想です。

物語、作画、音楽、キャラの魅力、
どれをとっても、とても高いレベルでまとまっています。
2013年のアニメの中でもとくにオススメの作品です。

リアルで丁寧な作画のおかげで、
場面に迫力、臨場感、緊迫感、説得力を感じることができ、
すんなりと物語の世界に入っていくことができます。

しかし、入った先の世界は閉鎖された絶望感漂う世界です。
残酷な描写も多いので苦手な方はご注意ください。

1~13.5話のOP曲「紅蓮の弓矢」(Linked Horizon)、
ED曲「美しき残酷な世界」(日笠陽子)、
14~25話のOP曲「自由の翼」(Linked Horizon)
ED曲「great escape」(cinema staff)

4曲ともに名曲だと思います!
とくにOPは戦いを勝ち抜いていくための凱旋歌のような
勇壮さを感じる曲ですね!

作品自体は続編を匂わすようなキリの良いところで終わります。
人気のある作品なので続編はきっとあると思います!
原作に換算すると8巻ほどまでアニメでは進んでいるので、
続編はしばらくあとになる可能性がありますが、
じっくり気長に待ちたいと思います。


では、見どころの各項目の感想に入りたいと思います。

・「迫る巨人の恐怖、閉鎖された世界の絶望感」

この作品はまず世界観ありきの物語だと思います。

{netabare}
人類領域を囲む3つの壁がありその中で人類が暮らしている。
壁の外は巨人たちが生息する未知の世界。
ある日、壁が壊され巨人たちが壁の中に入ってきた。
逃げる場所は当然、壁の中にしかない。
しかし、避難民のために食料問題が発生した。
巨人と戦って人口の2割を失い、食料問題を解決。
次々に壁の中に入ってくる巨人、追い詰められる人類・・・。
{/netabare}

どこへも逃げられない。
かと言って、巨人と戦っても勝てない。
しかし、戦わなければいずれ人類絶滅の危機にある。

・・・絶望的な世界ですね。
迫り来る巨人が圧倒的な存在であるばかりでなく、
そんな絶望的な状況にあるにもかかわらず、
壁の中には人間同士の争いがある。


・「絶望に打ちのめされながらも、絶望に立ち向かう!」

なかなかに救いようのない状況です。
でも、どうしようもない絶望的な状況だからこそ、
戦うことに希望を見出す兵士たち。

この作品で主に描かれるのは、そんな兵士たちの物語。

エレン・イェーガー
 巨人を駆逐することを心に誓った、物語の主人公。
 彼の「闘志」が多くの兵士たちに影響を与え、
 葛藤の末の彼の「選択」が状況を動かしていきます。
 彼を起点にして物語が大きく動いていきます。

ミカサ・アッカーマン
 これ以上ないほどの悲劇を背負った少女。
 だけど、彼女はとても、強い!エレン命!
「命をかけて守るべき人がいる人間の強さ」を感じます!
 しかし、一方、脆さと危うさを秘めた少女でもあります。

アルミン・アルレルト
 とても賢い頭脳を持った少年。
 人間としての最大の武器は、
 やはり「知恵」なのではないかと思わせてくれます!
 彼がどう行動するかは、ひとつの見どころでもあります!

ジャン・キルシュタイン
 的確な判断力と現実的な思考を持つ少年。
 現状認識に優れ、「今、何をすべきか」を判断できて、
 初登場から終盤にかけて印象が大きく変わっていきました。
 頼りになるリーダーという気がします!

他にも、語りたい魅力的なキャラはたくさんいるのですが、
あまり語るとネタバレになりそうなのでこの辺で。

絶望にまみれた世界だからこそ、
その絶望に抗う、その戦いの軌跡が私を惹きつけます。
巨人の進撃であると同時に、人類の進撃でもあるような気がします!


・「空中を疾走しているかのような、立体機動装置のスピード感」

作中に「立体機動装置」という兵士たちが使用する兵器が出てきます。
バトルシーンをこの作品独自のもの、臨場感あふれるものにしている、
最大のキーポイントがこの立体機動装置のアクションにあります。

立体機動装置を駆使して、巨人と戦う場面はどこをとっても、
まるで空中を疾走しているかのような、
臨場感あふれる、迫力あるシーンとなっています!

これに関しては、本当に作画スタッフのみなさん、
本当にお疲れ様でしたと感謝の言葉を送りたいです。
すばらしい迫力あるバトルを見せていただきました!


最後に・・・、これは極めて個人的なので、
あまりみなさんの参考にはならないかもしれませんが・・・、

・「サシャさん萌え!」

サシャさんが初めて登場した時からもう大好きです!!
そして、あの衝撃的なサシャさんの初登場シーン!!
間違いなく、そこは見どころだと思います!!

サシャさんが登場するたびに癒されます。
今後も、アニメ、原作ともに、サシャさんの出番が、
もっともっと増えて欲しいと願いつつ、
しかし、この作品において出番が増えるということは、
巨人に襲われる確率も増えるということであり、
私個人としては、悩ましいジレンマを抱えています・・・。

ううう・・・サシャさん・・・ (´Д`;)

投稿 : 2013/11/22
閲覧 : 463
サンキュー:

61

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