ちびっこ先生 さんの感想・評価
2.9
物語 : 2.0
作画 : 3.0
声優 : 3.0
音楽 : 3.5
キャラ : 3.0
状態:観終わった
どうやらハマりそうな作品 (・・・勘違いだったかな??)
「正義」を軽々しく口にするな…どこかの誰かが言っていたような気もしますが、個人的にはいろいろ思うところがあって、なんかじ~んときちゃいますw
とはいえ、本作の主人公は特別な能力や特殊な技能を持っている訳ではないので、世界の滅亡を阻止したり、人々を救ったりはしません。ケンカの仲裁やタバコのポイ捨てを注意したり…のレベルです。ですが、昨今そういう行為自体も少なくなってきたような気がします。
原因は、ガンダム以降「正義は立場によって変わる」という見方・考え方が蔓延したことと切り離せないと思っています。そのため、安易に他人に干渉することを遠慮するような悪しき風潮まで… これって、大人の都合の良い言い訳にしか思えないのですヨwww
普遍的な正義=道徳と言えると思うのですが、本作の主人公は弱いながらも、個性的ないろいろな人たちの協力の元、体を張って己の正義を貫いていきます。そんな姿に、現在の私が失ってしまった何かを重ねて視聴しているのかもしれません。
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...って、少し前にカキコしたんですが、近々の2話を視聴し、コレジャナイ感がしてきました(^_^;)
アニメはSFと同じで「リアルの延長線にあるもの」と個人的には考えています。突飛な物語である場合は、それを納得させる「設定・ルール」が存在しています。それに従っているので安心して視聴できるのデスw
そういう意味では伏線ナシの○○の登場は、某作品の「蝕」のような衝撃でしたが、何事も無かったかのような続き回の展開が良くない… 硬派に「非日常」に立ち向かうでもなく、○○たちの行為も初回よりショボくなってるしwww
先の長い作品なので、今後の巻き返しに期待します!
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9話を視聴し、更にわからなくなってきました(^_^;)
日常と非日常のバランスが中途半端で、ギャグなのか?シリアスなのか?…実際に殺人が行われた、最初のゴリラだけがどうにも異質に思えてしまいます(^_^;)
これまでのヒーローモノのパロディでいきたいのか?、アンチテーゼとして考えさせられるのか?、気にはなりつつも、一方でそんなイライラも募りマス。
スカッとさせてくれる展開が待っているのならいいのですが、果たして?
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はじめは、価値観が多様化した現代で、己の「正義」を貫く難しさ、滑稽さを描く作品だと思ってました。
やや唐突でしたがトーチャーの登場で、方向は真逆であっても己の「信念」同士のぶつかり合いや葛藤などを
考えさせられるのかと思いました。
しかしどちらも違うようで、合体ロボの登場で正直「もう、どうでもいいヨ」って感じです(^_^;)
良い意味で視聴者を振り回す展開なら納得はできるのですが、甚だ悪い印象デスw
当初からギャグとシリアスの配分が中途半端なのも見ていて不安になった一因でした。
特撮モノのパロディなのか、ヒーローもののアンチテーゼを描きたかったのか、はわかりませんが、
怪人登場までのエピに深入りし過ぎた感が仇になっているような気がします。
怪人登場以降の尻つぼみ感も狙いがあるとは思えません。
既存作品に例えるなら「クレヨンしんちゃん」にしたいのか、「ZETMAN」にしたいのか、どっちつかずのような気がします。
かと言って中間っぽい「ウイングマン」でもない…
そもそもオリジナル作品(だと思うのですが)なら既存作品と照会する必要はないし、試行錯誤は仕方ないにしても、
描きたいものの軸がブレているのは否めません。
何がしたいのかわからない展開は疲れるだけデス。「超展開」とも言い難く残念です…
ただ…そんな作品だからこそ、化ける可能性もまだゼロではないはず…なんて(^_^;)
展開はともかく設定は悪くないので、僅かに期待しつつ、何とか継続視聴してみます。