いっき さんの感想・評価
4.2
物語 : 4.5
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.5
キャラ : 4.0
状態:観終わった
世界観と物語が壮大
壁に囲まれた世界。
その壁東にある街オールドホーム。
灰色の羽と輪っかがある''灰羽''と''人間''、その灰羽を束ねる''灰羽連盟''と唯一壁外から物資を運んでくる''トーガ''が助け助けられの関係を築いている。
この作品はもう11年前になるが世界観と物語が当時自分的に斬新で今でもお気に入りのアニメ。
物語が壮大な分、1クール13話とあって多少の展開の端折りや物語の駆け足感はあるが総じて出来の高い物語アニメ。
作画はこの時代深夜TVアニメによくあることだが3話以降、動きや作画が変なところがあるが総じて作画は良い方と思われます。
壮大な世界観や物語に重点を置いたアニメを見たい人はおすすめかもしれません。
{netabare}
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アニメは落下と礫のための物語。
空や眠は物語上関わっているが光と河魚は仕事場の回や日常にいるのみの個人話が無く淡々と礫√を進行していたのが心残りでした。でも礫√の展開が神すぎるのでこのアニメは本当自分には神アニメです。
あと話師や連盟の生い立ちなんかも気になるところです。11話の話師と落下の会話で
落下「留まることなんてできるんですか?」
話師「ごく稀にそうなるものがある、だがもう灰羽とは呼ばれない。羽と光輪を失い、人とも灰羽とも交わることなく暮らし、やがて老いて死ぬ。。。」
↑
もう話師自身のことなんでしょうね。。。羽は木製の装飾っぽいし。。。光輪ないし。。。
後、13話の助けに来た落下に礫が「落下は最後まで落下だね」→礫との別れで「礫は最後まで礫だね」のかけ合わせがよかったです。
4話の河魚のセリフは名言でした。落下がカラスにエサを与えようとして「鳥は唯一壁を超えることができる生き物だ。食べ物を与えてしまったらここに住み着いてしまうかもしれない。それは幸せなことかもしれないけど、かわいそうだ。。。」
あと13話の礫の日記は思わず見てて笑みが出ました。雪だるまの''特にネムは傑作''は面白かったですw
もうないだろうがこのキャラたちの話や落下が双子を見守る話も見てみたいです。
広橋涼さんの声も好きで(当時初主役でしたっけか?そのあとカレイドスターだったような)声優陣にも恵まれたアニメでした。
{/netabare}