roro-k さんの感想・評価
3.2
物語 : 4.0
作画 : 3.0
声優 : 3.0
音楽 : 3.0
キャラ : 3.0
状態:観終わった
路地にいる子供たちとなにげにハードな科学設定。
義体も光学迷彩も無いけれど子供達が普通に電脳世界にアクセスできる未来....
この主人公のキャラデザって アニメ版の水木しげる作品のゲストキャラの女の子を少しだけ美人さんにした感じだナー?って思っていたら、中身は現代の怪談でした。
前説なしでいきなり始まっちゃうとか、チャレンジャーですワー。「GHOST IN THE SHELL 」でさえ前説文が出てましたよねー。電脳セカイと生活空間(町の路地裏まで)がフツーにリンクしてる構造がスゴイ。ニコニコっぽいデザイン、優しい口調で追いかけてくるサッチーが不気味。
最初のうちは子供達の日常&謎解きみたいなかんじ、だが、その中でも ヤサコ、イサコ、ハラケン (通称)らの不安、失ったモノ達へのトラウマや渇望などがユックリと描かれてゆきます。
でも、リアルでロストしたものをその事象の真相に近づけたからといってけっして取り戻せはしない。けれどみんなすこしは変われたのかな?
ラストのヤサコとイサコのごく普通な言葉での電話のやり取りに癒される 「ああ、友達になれたんだ。」 それがじつは一番大切なことだったのかもネ..。