けみかけ さんの感想・評価
4.6
物語 : 4.5
作画 : 4.5
声優 : 4.0
音楽 : 5.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
【魔法少女ほむら☆マギカ】 端的に『みどころ』の数では2013年のNo.1の映画でしょう^^b
まずシリーズの世界観、楽しみ方をよく理解されていく方が見ることが大前提であり、純粋に『まどマギ』シリーズの続編と呼べる内容です
情報量の多さ、展開の素早さ故に2回観てやっと味わいが出てくるような意外にも“スルメ映画”でした
ようは前シリーズってのは『悲劇のヒロイン』を堪能するという簡潔に視聴者の感情へ訴えかけるものでしたが、今作は完結済みである前シリーズにいくつかの疑問をぶつけて解消していく、という終始に渡って「虚淵の言い訳」のような内容なのが実はちょっと根本的に違います
基本的にやっていることは前シリーズと全く同じなんです
「悲しい運命を背負っていることを知らない少女達をひたすら騙す」
↓
「まどかを支配するつもりね!?」
↓
「魔女になった魔法少女を救済する」
そう、やっていることは変わってないわけです
ただここに『ほむほむが如何に“時をかけるストーカー”なのか?円環の理を破壊することで実証する』という内容をプラスしたことで最高に黒淵テイストが利いた【実にムカムカする映画】に仕上がってるわけです
じゃあツマンナイ映画なの?って思うかもしれないんですがこれがそうでもないんですよね
まずマナーCM
冒頭のケーキ作り(と、その唄)
スマイルプリキュアのパロ(「puella magi holy quinted」のくだり)
マミさんとほむほむのタイマン
ペルソナ召喚(笑)と合体魔法発動
とにかく素晴らしい音楽と歌
劇団犬カレーの仕事ぶり
いくらなんでも踊り過ぎw
等など・・・
みどころの数では他を圧倒しています
特に「音楽と歌」は是非劇場で堪能する価値があります
じゃあ何がいけなかったの!?
うん、やっぱ映画として「4転するストーリー」ってのはあんま評価出来ません;
いわゆる「超展開」です、これは流石にいただけないw
正直に虚淵の脚本の出来は良く、プロットだけなぞると説得力のあるお話です
尺も116分と濃密な内容の割に上手くシェイプアップされている
丁寧なのに、納得いかない
“してやられた”わけです(笑)
まあそれが『まどマギ』であって『虚淵』なのかもしれません
総監督もよくこれにOKを出したものですよw
(って先日まで思ってたんですがむしろ総監督の案だったようです;新房ェ・・・)
でも本当にオイラが残念なのは遂に【ロッソ・ファンタズマ】がスクリーンで見れると思ってたことなんですがねw
で?『おりこ☆マギカ』の映像化、マダァー? (・∀・ )っノシ凵 ⌒☆チン、チン