退会済のユーザー さんの感想・評価

4.3
物語 : 5.0 作画 : 3.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態：観終わった

自分がアニメにハマるきっかけになった衝撃作品

まず１話目冒頭からいきなりバットで人らしきものを殴り潰すシーンが出てきて「なにこれ！？」てなりました。
１話目は舞台となる過疎の村、雛見沢村に引っ越してきたばかりの前原圭一くんという少年が村の美少女たちと過ごしている場面が続きます。
学校で勉強を教えあったり、村を案内されたり、一緒にゲームしたりして楽しそうです。
冒頭のアレはなんだったんだ？これは日常アニメなのか？と、このアニメの方向性がつかめません。
ところが、その後数話でこれは日常アニメなのか？という予想は大きく裏切られることになります。
かわいらしい絵柄で油断してたらハードな暴力シーンはガンガン出てくるし、血が飛び散ってグロいし、音楽は怖いし、衝撃です。
物語も前回の話で死んだはずの人が次の回で何事もなかったかのように普通に出てくるし、完全に意味不明でした。
ループする世界を描いたアニメを見たのはこれが初めてだったと思います。
そのループにしたって、何回やっても結局悲惨な結末になるばかりで、「これが鬱アニメってやつか・・・」と思ったものでした。
何度かループしていくうちにわかってくることがあって、それは惨劇は常に綿流しの日に起こり、それはオヤシロ様の祟りのせいだと説明されることです。
でも、なぜ綿流しの日に惨劇が起こるのか？そして、その原因は本当にオヤシロ様の祟りなのか？それとも別の原因があるのか？は続編の「ひぐらしのなく頃に　解」を見ないとわかりません。
このアニメでは謎解きの手がかりはちゃんと示されているので、注意深く見て仮説を立てて推理するのが好きな人には本当に面白いアニメだと思います。
そして、続編の「ひぐらしのなくころに解」は「ひぐらしのなく頃に」の解答編です。
だから「ひぐらしのなくころに解」を見た後でもう一度見直すと、前は気づかなかったことに気づくことが多くて2回楽しめる作品だと思います。